７月３０日（水）に行われたＪ２第24節・磐田vs讃岐。アウェイまで応援に駆け付けられない讃岐サポーターに向け、高松市常磐町のジャンヌガーデンでパブリックビューイングが行われた。讃岐のパブリックビューイングは2012年10月10日に行われた第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会３回戦・浦和戦、今年の３月２日に行われたＪ２第１節で讃岐のＪ２デビューとなった岐阜戦に続き、これで３度目の開催。

キックオフ１時間以上前から、ユニフォームに身を包んだサポーター、会社帰りでネクタイ姿のサラリーマン、夏休み中の子どもたちなどが続々と集結。ジャンヌガーデンは、駅に続く商店街に面するイベントスペース。そこに入り切れず商店街まであふれたサポーター約150人は、キックオフに向けボルテージも徐々にアップ。選手コールに讃岐のチャントが鳴り響く。そして、特別ゲスト・アンドレア選手（ケガの為、リハビリ中）の登場に大歓声。準備は整った、勝利の願いを込めたタオルマフラーを頭上に掲げ、さぁ、キックオフ！

試合は残念ながら４−２で敗れはしたものの、大杉誠人選手の今季初出場にして31歳のＪリーグデビュー、新戦力・古田寛幸選手の加入後初ゴール、関原凌河選手の今季初得点など大いに盛り上がりも見せた。その歓声は商店街にも大きく響き渡り、道行く通勤客も「この騒ぎは何だ！？」とばかりに足を止め一緒に画面に見入っていた。１回目、２回目のパブリックビューイングに比べ集まるサポーターの数も増えたが、それ以上に足を止める人の数が増えたのは讃岐にとって非常に嬉しいことだ。“カマタマーレ讃岐”というサッカーチームを知ってはいるが、応援に行った事のない人、あまり関心がない人は香川県民にも、まだまだたくさんいる。そんな人たちに、サッカー観戦の楽しさや地元チームの応援の感動を知ってもらうきっかけにもなっているのだ。実際、足を止めた会社員の男性に話を聞いてみると「カマタマーレ讃岐は知ってたけど・・・。ジュビロ磐田と試合してるなんてスゴイですね〜」という答えが返ってきた。そして「今度、生で見てみたいですね」とも！！

試合終了後は、クラブが用意した「得点予想ゲーム」の当選者発表。３等がサンバイザー、２等がモバイルケース、そして１等はなんと応援Ｔシャツ・タオルマフラー・ミニフラッグの３点セットと大盤振る舞いで、最後の最後まで大いに盛り上がった。会社帰りに駆け付けた20代のサポーター夫妻も「パブリックビューイングは和気あいあいとしていて楽しかったです。次もまたぜひ参加したいです」と大満足の様子で岐路についていた。

讃岐の今後のパブリックビューイングの予定は８月17日（日）横浜FC戦、９月20日（土）松本戦、10月26日（土）水戸戦の３試合。アウェイで戦う選手たちにエールを送るのはもちろん、讃岐の事をより多くの人に知ってもらうため、そして新たな讃岐ファンを増やすため、また熱い盛り上がりを届けてもらいたい。

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2014.08.08 Reported by 中條さくら（オフィスひやあつ）