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【J2日記】栃木:見て、盗め!肌で、感じろ!これぞ、黄色い魂の継承!(14.08.06)

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前線からのプレスを怠らない上野優作 ユース監督(黄色ユニフォーム)

“闘将”高橋高 元監督は、いつでも、いつまでも熱い

10番がしっくりくる只木章広 氏(黄色ユニフォーム)

的確にパスを散らす堀田利明 氏(黄色ユニフォーム)

DFリーダーの風格は、いまだ健在の横山寛真 氏(黄色ユニフォーム)

第25節・讃岐戦のキックオフ前、エキシビジョンマッチとして「栃木OBvs栃木ユース」の試合(20分ハーフ)が行われました。

JFL時代に“グリスタ”を湧かせたレジェンドたちが集結。指揮を執ったのは、アマチュア時代に長期政権を築いた(上から読んでも下から読んでも)高橋高氏でした。OBチームには現ユース監督の上野優作氏も加わり、かなり豪華な布陣。教え子からのハードな対応に、「当たりが厳しかった、俺だけ」と話した上野監督。試合後かなり疲弊していたのは内緒です。子どもたちは日頃のトレーニングの成果を、ピッチで存分に発揮したようです。

さて、試合は運動量に勝るユースが主導権を握ったものの、OB選手たち(現在もプレーする現役選手も含まれる)は随所に当時を思い起こさせるプレーを披露して応戦。“栃木の皇帝”只木章広氏は一歩も引くことのない闘志を見せ、“栃木のマエストロ”堀田利明氏は華麗なターンでプレスをいなし、天才肌の毛利真司氏は錆び付かない技術でパスを通し、“ヨコ、ヨコ、ヨコ、ヨコ、ヨコヤマー”のチャントが懐かしい横山寛真氏はエレガントなスライディングで決定機を阻止するなど、この日のためにスタジアムに足を運んでいたオールドファンを唸らせました。また、勝負師の血が騒いだのか、最初こそ控えめだった高橋高元監督は徐々にエキサイト。時間が経つに連れてテクニカルエリアに出る回数が増え、「もっと(サイドに)張れ!」「仕掛けろ!」と、熱すぎる指示を飛ばし、公式戦でなくても負けられない、という思いを全身で表現していていました。ハーフタイムにはコーチと入念に戦略を練り、勝利への執念を見せる場面も。

OBたちは観衆を楽しませるだけではなく、黄色いユニホームを身に付ける意味、栃木を背負って戦うことの重みを、プレーで後輩たちに伝えていました。身をもって偉大な先輩たちからのメッセージを受け取ったユースの選手たち。この一戦で得たモノを日々のトレーニングや試合に生かしてほしいと願ってやみません。こういった魂の継承は、今後も続けてほしいイベントの1つです。

以上

2014.08.06 Reported by 大塚秀毅
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