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【第94回天皇杯 2回戦 札幌 vs 前橋サ】プレビュー:2回戦最後のカードは、tonan前橋サテライトが札幌に挑む一戦。力強い攻守を見せる群馬県代表がJクラブ相手の番狂わせを狙う。(14.08.05)

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未消化となっている天皇杯2回戦、J2の札幌と群馬県代表のtonan前橋サテライトとの一戦が6日、北海道札幌市にある札幌厚別公園競技場で行われる。

このラウンドからの登場となる札幌。直近の公式戦は3日に敵地で戦ったリーグ戦の北九州戦だが、0−2のスコアで敗れてしまっている。カウンターから先制点を奪われると、後半にはPKの献上とDF櫛引一紀の一発退場があり、数的不利なままホームチームに押しきられてしまった格好だ。2連敗となり、順位も6位から11位へと後退している。

ただし、必ずしもすべてを悲観的に捉える必要はない。相手のスタイルも影響しているが、相手守備を押し込みながらパスをつなぐスタイルを打ち出すことはできていたし、放ったシュートは相手の4倍となる20本。もちろん、得点数を争う競技である以上はパスやシュートの多さを論じる意味は大きくないのかもしれないが、ただし一方でシュートを打たなければ得点の可能性も高まらない。ボールも前方へと積極的に運べていたし、結果こそ出なかったものの、勝利を得るための作業としては決して間違ったものではないだろう。「選手たちは最後まで諦めず得点を奪うという気持ちを出してやってくれた」と財前恵一監督は自チームの意欲的なプレーについては評価をしている。

そうして迎えるこの天皇杯だが、リーグ戦から中2日のスケジュールであることや、昨年大会でのマネジメントなどを振り返ると、前述の北九州戦からは大きくメンバーが変わることが予想される。今シーズンなかなかリーグ戦でチャンスを得られていない選手などの出場もありそうで、非常に高いモチベーションでピッチに登場する選手が多そう。見応えのある試合になるはずだ。

一方、Jクラブに挑む形となるtonan前橋サテライトだが、この大会の予選となる県協会長杯決勝で自クラブのトップチームを下す番狂わせを演じて登場している。7月26日に行われた1回戦では北海道代表のクラブフィールズノルブリッツ北海道を2−1で下してこのラウンドへと駒を進めた。

関東サッカーリーグ2部に所属する同チームだが、1回戦の戦いぶりからそのスタイルを記すならば、4バックのオーソドックスなシステムで、奪ったボールをダイナミックに前線のナイジェリア人FWジョセフに当て、前への勢いがある力強い攻撃を見せる。中盤の底にもエマニュエルというナイジェリア人がいて、この選手がリーチの長さを生かして相手ボールを奪取する場面が多い。

1回戦は降りしきる雨のなかでのゲームとなったが、tonan前橋サテライトが持つダイナミックさや脚力が見事に発揮された印象だ。

とりわけこの一戦に強い意気込みを見せているのが、1回戦で貴重な先制点を奪っているFW関根秀輝だろう。北海道出身のこの背番号20は、1回戦でも「自分にとって札幌厚別競技場は思い入れのある場所。そこで試合ができて、得点もできたのは本当に嬉しい」と話しており、この2回戦に向けても「故郷のJクラブと試合ができるのは、とても光栄なこと」とこの水曜ナイトゲームを心待ちにしている。非常に高いモチベーションを胸にこの一戦に挑む。

「なにが起きても不思議ではないのがサッカー。観に来てくれた方々に『いい試合だった』と思ってもらえるような試合にしたい」と渡辺智洋監督は意気込んでおり、多くの視線が集まる一戦で、虎視眈々と番狂わせを狙っている。

以上

2014.08.05 Reported by 斉藤宏則
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