●高木琢也監督(長崎):
「今日のゲームは映像等をもう一度しっかり見ないといけない。皆さんからの質問がいろいろあったとしても抽象的な質問の答えしか返せないと思いますが、球際の所で弱くなってしまったんではないかなと思います。
たくさんのサポーターの方が応援に駆け付けてくださった。また、夏休みでたくさんの子どもたち、ファミリー、お友達、何かしらの記念になるような方々もいらっしゃったかもしれないですが、そういう方のたくさんの声援の中で期待に応えることができなかったという悔しさというか、もどかしさというか、なんとも自分の口から表現できないものが正直いってあります。
ファン、サポーターには申し訳ない気持ちでいっぱいですし、ゆっくり敗因だったり失点シーンだったりというところを帰って映像を見ながらチェックをしたいと思います」
Q:今日の試合後、大きな声援が贈られました。これはサポーターからの評価だと思いますが?
「とにかく、この状態は普通ではないので、間違いなく。なかなか結果が出ないチームを代表して伝えなくてはいけないと思って、僕も(サポーターの元へ行って)本当に申し訳ない気持ちだということを話しました。その後の反応はもちろんありがたい話ですが、我々はプロであるし、そしていろいろな人たちの想いを感じながらプレーしたり、そしてチームが成り立っていく中で、非常にそういう声援は心の底から嬉しいんですが、そういう声援に甘えられないチーム、そして選手、我々もいるっていうこともあると思います。ファンやサポーターが一生懸命応援してくださる中でのお返しがなかなか出来ないので、繰り返しになりますけど、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
Q:試合後に深井正樹選手がほかの選手たちの肩を叩いて声をかけていました。これからの試合に向けての姿勢が見えたように思えました。監督が選手のメンタルが変わらないとというお話をしていましたが、ベテランの選手に期待することは?
「経験者という選手たちは、チームを鼓舞するために、まとめるために来るわけではなくて、優先的には自分のパフォーマンスを考えてプレーをしてほしいし、かえってそういうことを思わせてもいけないと僕は思っています。
そういう中で経験の中から伝えられるという選手もいる。特に深井選手に関しては、もちろん僕と直接対戦したことはないと思いますけど、彼の試合をたくさん見て、彼が出ている試合の解説もしましたし、当然相手として対戦をしたこともある。彼は経験値はもちろん持っていますけど、でもそれを強く望むということをしたくない。やはり選手である以上は、プレーに専念してほしいと思います。ほかの選手の肩を叩く。では叩かれたら元気になるのかと言ったらそうではない。やっぱり選手1人1人が自立をしなくてはいけないですし、こういう現状をどう捉えるか。何度も言いますけど、我々はアマチュアではなくプロフェッショナルのチームということを考えれば、ひょっとしたらまだJ以前のアマチュアの空気感から抜けられない選手もいるんではないかなと思うことも正直いってあります。なので、そういう経験のある選手に頼るのではなくて、もっともっと自ら大人になってほしいと思います」
Q:そこが先ほど監督が「普通じゃない」とおっしゃったところから一歩進めることになりますか?
「普通じゃないというのは結果としての話をしているだけで、内容が良くても勝てなかったり、こういうゲームがあったり、これを受け入れられる自分がいるかいないか。そして選手たちもこれを受け入れて、逆になにくそという気持ちでやれるか。とにかく敵も見方も常に自分の中にあるっていうことだけはわかっているつもりですが、どうでしょうね。それを本当にわかっている人は現状として少ないと思います。普通でないというのは結果としての話なので、チームの中がどうこうということではないです」
Q:昨年・今年と、信念を持たれてやれらているサッカー。昨年の結果を見ても間違っていないと思いますが、結果が出ない中で何か変えないといけないという思いがあるんでしょうか?
「それは何度も考えましたし、何度もちょっと変化をつけようかなというのはありました。ただ、たまに選手に言うのは、結論としては『自分はこれしかできないからこれをやります』。それでは例えば、守備のスペシャリストのチームにするかといえば、僕はしません。当然、攻撃だけのチームにするんだったら僕はしません。今やっていることが、最大限で最低限できることという話をして、例えばアタッキングサードで早くクロス入れるとか、シュートを打つとかっていうのは何度も何度も変化をつけてトライをしましたけど、なかなか上手くいかないというのが現状だと思います。今日の場合は雨の中で完全にファイトできる選手が少なかったということ。加えて、必要な要素、足りない要素だと思うので、サッカーはスキルがあって、タクティスがあって、そして個人というものがある中で、ひょっとしたらそういうきれいごとばかりを並べて伝えているのかもしれません。もっと単純にボールを取る、ボールを奪うっていう本当に原点の部分にフォーカスして、そういう部分に強い選手がひょっとして必要になってくるんじゃないかと今日のゲームを見ながら思いました」
以上
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