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一覧へ【J2:第24節 大分 vs 栃木】プレビュー:未勝利が続く両チームの対戦。マイナーチェンジを図る大分が、前回の対戦で4失点した栃木を迎え撃つ(14.07.29)
中3日の真夏の連戦となるこの第24節では、真夏日が続く大分で現在勝点32・11位の大分が、同じく勝点32の10位栃木を迎え撃つ。大分はリーグ戦6試合未勝利、栃木は公式戦3連敗。勝利から遠ざかっている両チームにとって、なんとか浮上のきっかけをつかみたいところ。
大分はリーグ前半戦を振り返り、得点力不足を解消するために7月に入りラドンチッチ、林容平のFW2人を補強した。ペナルティエリア内で力を発揮するラドンチッチに、相手の裏へ抜け、カウンターの起点となる林。異なる特徴を持った両FWは、移籍直後の試合から先発で出場しており、フロント、指揮官の期待の高さがうかがえる。前節は2人揃って先発したが、互いの呼吸が合わず無得点に終わり、チームは北九州を相手に1−1で引き分けた。
ただ、チーム全体を見れば新2トップの武器を活かそうと、これまでになく前を向く意識が強くなったのは明確だった。ショートパスが多かったチームは、優先順位が前線へのパスと変わり、バイタルエリアまでボールを運ぶ時間が短縮され、迫力が増した。とりわけラドンチッチは絶対的な高さと強さでターゲットとなり、自らも強烈なヘディングでゴール前でのシーンを演出した。田坂和昭監督は「武器は増えた。彼はサッカー頭が良いし、相にとって脅威になる」と、助っ人外国籍選手の能力の高さを認めている。
しかし、抜群の攻撃力を誇るラドンチッチや林であっても、田坂監督はチームとしての守備の役割を他の選手同様に求めている。今週はボールを失った瞬間に奪い返しにいくチームコンセプトを可視化した映像を使い、徹底的に叩き込み、既存の選手にも改めて再確認させた。守備ラインの高さやスイッチの位置に若干の変更はあるが、同じ意識で連動した守備のハーモニーを奏でることができるか注目したいところだ。
一方、アウェイでの戦いが続く栃木は、前節の岡山戦ではセットプレーでの失点が重なって前半だけで3失点。直近のリーグ3試合でもセットプレーからの失点が多く、少なからず苦手意識がある。マンツーマンを採用する守備について、阪倉裕二監督は「マンツーマンでも、ゾーンでもそれぞれにストロングポイントとウイークポイントもある」と話し、「相手もたぶん研究しているし、そのあたりの対応を考えて、選手とも話をしなければいけない」と続けた。
今節対戦する大分は、193cmのラドンチッチに加え、DFには高木和道、若狭大志、安川有と180cmを超える長身が揃う。いかに高さを封じ、セカンドボールを拾えるかがカギとなる。
前回の対戦(第18節・栃木4−0大分)で快勝した栃木は、連敗を止める相手として大分は相性抜群。良いイメージを持って大分入りできそうだ。迎える大分の指揮官は「前回の借りは絶対返さないといけない。ホームで戦うし、何としても勝つ」と強い口調で話しており、リベンジに燃えている。
8月の熱戦に向け、巻き返しを図りたい両チームの勝利への意欲が試される。
以上
2014.07.29 Reported by 柚野真也
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