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【J1:第17節 川崎F vs 新潟】プレビュー:アウェイ3連戦を3連勝し等々力に凱旋した川崎Fは、ホームで勝利したい。新潟は選手登録が完了した指宿洋史や、2戦連続ベンチ外の川又堅碁といった選手の動向などに注目(14.07.27)

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あまり聞かないアウェイ3連戦を含めた5連戦もこの新潟戦がラストゲームとなる。この間川崎Fは4連勝。天皇杯では3回戦進出を決める一方、Jリーグ再開時には消化試合数の関係もあり8位につけていたチームは、現在は3位にまで順位を上げている。アウェイでの3連戦を3連勝で終えたこれらの試合の中でも、酷暑の前節の鳥栖戦の勝利は大きかった。

鳥栖戦以前に対戦したC大阪戦にしても、清水戦にしても、序盤に前線からの厳しいプレスをかけてきていた。しかし川崎Fはこれを受け流し、ペースダウンさせた後半に試合を決めるゴールを奪い勝利を手にする。同じように後半に先制した鳥栖戦ではあったが、彼らはC大阪、清水とは違い、後半に俄然前に出てきた。前2戦との試合運びの違いもあり、川崎Fはマイボールの時間が短くなり、防戦一方となる。さらには試合終盤に退場者を出して非常に難しい試合運びを強いられる事となった。そもそも鳥栖は、シンプルに前線にボールを蹴る戦法を取っており川崎Fとしてはそれまでの相手とは違った戦いをする必要があった。さらに鳥栖とは昨季3戦して3連敗と苦手とする相手だったということもある。そんな鳥栖を敵地で下しただけに、川崎Fにとっては大きな1勝となった。

連勝を続ける川崎Fの状態の良さを陰で支えるのが選手層の充実である。例えば清水戦で先発し、前節の鳥栖戦が公式戦2試合目となる最終ラインの組み合わせはまさにチームの成長を証明するもので、この最終ラインは2試合連続無失点と結果を出している。また鳥栖戦では決勝点をこの最終ラインの一人である登里享平が決めており、そういう意味でもチームの総合力の向上が伺える。首位浦和との勝点差は縮まっていないが、彼らを追走するためにも負けられない川崎Fは、誰が出場しても高いレベルの能力を発揮する分厚い選手層を構築しつつあると言える。

そんな川崎Fがリーグ戦再開後、初めてのホームゲームとして迎え撃つのは、現在10位の新潟だ。柳下正明監督に率いられた新潟は、組織的な守備を信条とした堅牢な試合運びを見せるチームに仕上がっている。敗れはしたが、前節のFC東京戦でもペース自体は握り続けており、ワンチャンスを決められた不運な敗戦と見るべき内容だった。川崎Fと新潟はともにボールを大事にするチームスタイルを取っており、ミスが戦況を左右する事になるものと思われる。川崎Fとすれば、新潟の前からのプレスをかいくぐるパスワークでボールを前に運びたいところ。新潟の選手を走らせる一方で、川崎Fの選手はボールを走らせるような試合運びができれば、試合自体は楽に進めることができるはずだ。

試合を優位に運ぶためにも川崎Fは新潟の攻守の要となるボランチのレオ・シルバに注意したい。中盤で壁として機能しつつ、攻撃の起点となるレオ・シルバはコンビを組む小林裕紀とともに新潟には欠かせない選手となっている。またキム・ジンスの移籍の穴を埋めるイ・ミョンジェの獲得に続き、スペインから獲得した指宿洋史の登録が完了。この試合から出場が可能となる。直近の2試合で、連続ベンチ外となった川又堅碁の穴を、岡本英也、鈴木武蔵とともに埋める存在となることが期待されている。

現在2連敗中かつ4試合で勝利のない新潟にとって、この川崎F戦はこれ以上負けられない大事な試合となる。ただ、川崎Fにとっても負けられない思いは同じ。ホーム等々力でのリーグ戦再開後初試合となるこの一戦できっちり勝点3を手にしたいところ。そして2位鳥栖、首位浦和を追撃してほしいと思う。

以上

2014.07.26 Reported by 江藤高志
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