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【J1:第16節 徳島 vs 浦和】プレビュー:運動量が大きく勝負を左右するに違いない一戦。徳島は首位・浦和相手に中断期間の積み上げを前節同様発揮できるか!?(14.07.23)

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注目の中断明け初戦となった前節、徳島はその後半でかなり押し込まれる状況を強いられた。たびたび名古屋にゴール前へ迫られ、チームはほとんどの時間守勢に立たされたと言えよう。
ただ、そうした展開にはなってしまったものの、選手たちの動きは決して止まっていなかった。パス精度などの問題があって効果的な攻撃に転じることこそなかなか出来なかったが、全員の足は最後までしっかり回転。それによって局面局面の守備対応では強い粘りと激しさを継続し、実際そのことを物語るように繰り返し押し込まれた後半も決定的場面は僅かしか許さなかったのである。

その前節の内容を見れば、徳島は中断期間に行った鍛え直しの成果を十分に出してシーズン後半へ入れたと評価していいだろう。事実、小林伸二監督も「90分、特に後半は厳しかったと思いますが、ハードワークしてくれたと思います」とコメント。再準備期間に最も注力した運動量部分への手応えを言葉にしていた。

そしてそれだけに、迎える今節には期待が膨らむところだ。
対するのは非常に能力の高いタレントを揃えた首位・浦和。個の勝負となるようなシーンが多くなれば、やはり分が悪いことは否めない。そのため如何に組織として戦えるかが徳島にとっては一番のカギとなるが、前節同様に中断期間で上積みした運動量を発揮出来たならきっと一歩も引かないゲームを展開出来るであろう。守備にまわる時間が再び多くはなっても、「チームでボールを奪うという部分はものすごく機能していた(小林監督)」こともあり、粘り強い戦いから可能性ある勝負をホームで見せられるに違いない。

そこでキーマンとなるのは間違いなく村松大輔。徳島でのデビュー戦となった前節で早速力の有り様を示したこの新戦力がよりいっそう周囲とのコミュニケーションを深めてプレーするに至れば、きっと徳島の守備は名古屋戦以上に安定感が増す。組織立った対応でボールを搦め取り、自分たちのリズムへ引き込むために不可欠な落ち着いた守りをピッチ上で構築できると思われる。

いずれにしても、徳島にとって重要となるのは、鍛え直した運動量をベースに組織として戦い抜くこと。前節同点ゴールを挙げてチームに意味ある勝点1をもたらした高崎寛之も「今首位にいる浦和を迎えるので守備的な戦いにはなると思いますが、前節と同じように最初から強い気持ちで試合に入り、しっかりと全体で守備をした中で少ないチャンスを活かしていきたい」とチーム全員で戦う重要性について語ってくれたが、やはり今節はそれが全てと言えるだろう。
果たして、再出発のホーム一戦目で選手たちは浦和相手にどれほどの姿を披露してくれるのか。大いに楽しみにして当日を待ちたい。

さて、逆に敵地へ乗り込む浦和としては、徳島のプレーがどうであろうと首位を守るためにねじ伏せるだけ。取りこぼしなどは何があっても許されないはずだ。しかしながら19日の新潟戦では、ペトロヴィッチ監督も「特に運動量のところというのは維持できるようにしていかなければいけない」と振り返っていたように、後半の息切れという課題によってチームは主導権を新潟に握られていた。それゆえ今節では、現在リーグの頂きに立つ集団としての違いを感じさせる走力を絞り出すこと、無駄な消耗をしないためさらにプレー精度を向上させることが選手たちには求められる。浦和としては修正力が問われる一戦だ。

以上

2014.07.22 Reported by 松下英樹
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