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【J1:第15節 C大阪 vs 横浜FM】プレビュー:柿谷移籍後初戦となる新生C大阪、中断明け初戦で劇的勝利をおさめた横浜FMと対戦。(14.07.19)

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ACL延期分となる第12節のため、7月15日に一足早くJ1リーグ戦を再開させていたC大阪と横浜FM。今回の第15節では、天皇杯2回戦から続く、タイトな日程のなかでの一戦にて、顔を合わせる。J1再開初戦では、C大阪が川崎Fに逆転負け。一方の横浜FMは、広島にアウェイながら終了間際の齋藤学、伊藤翔のゴールで劇的な逆転勝利をおさめた。対照的なリスタートとなったが、C大阪がここで踏みとどまって、反撃の狼煙を上げることができるか、それとも、横浜FMが勢いに乗っていけるか。前期の低迷からの脱却を目指す両者の対決からは目が離せない。

15日の川崎F戦を最後に、柿谷曜一朗がスイス・フースバル・クラブ・バーゼル1893へ移籍。今回の試合からは、頼れるエースが抜けたなかでの戦いを強いられる。それでも、川崎F戦では、特に前半、柿谷がいないなかでも、中断期間中に取り組んできた、マルコ ペッツァイオリ監督の推し進めるサッカーが機能。C大阪加入後リーグ戦初先発、初得点となった安藤淳をはじめ、楠神順平、杉本健勇など、中断前まではなかなか活躍の機会に恵まれなかった選手たちの奮闘もあり、アグレッシブなC大阪らしいサッカーが蘇り、サポーターを魅了した。

ただし、前回の試合では、ペッツァイオリC大阪のプレッシングサッカーの未成熟さも露呈。後半になると暑さ、疲れなどが重なり、運動量が減少。それが、逆転負けの一因になったのも確かだ。「ハイペースではずっと持たないので、そこの行くときと行かないときのバランスをもうちょっととらないと、前の試合の後半のように、中盤にたくさんスペースができてしまう。そこはみんなでコンパクトにして戦っていかないといけない」というのは、ボランチを務める扇原貴宏。それでも、「逆にあれだけ飛ばして90分いこうとしていたことがあったから、そこでやっていなかったら、課題も見えてこなかったと思う」と杉本健勇も言うように、課題がはっきりしたことで、修正ポイントも明らかになっているのは、C大阪としてはプラスに捉えるべきことでもあるだろう。課題克服がどこまでできているのか、横浜FM戦でのパフォーマンスのお手並み拝見といきたい。

柿谷という強力な得点力を持つ選手がいなくなったなか、どうしても求められるのは、『ポスト柿谷』。ただ、その最有力候補でもある南野拓実は、川崎F戦での退場処分により、今節では出場停止。柿谷だけでなく、貴重な若きアタッカー不在で、この一戦に臨まなければいけない。「単純に柿谷の穴を埋めることは、誰にもできない」というのは、ペッツァイオリ監督。「でも、柿谷がいなくなったなか、チームは新たな形で始まっている。新しい道を進むなか、それぞれの選手が、それぞれの才能で、それぞれの才能にみあったポジションを探して、一番いい形を見出したい」と、現有戦力の特長を最大限に活かして、新たな活路を見出す構えだ。

そのなかで、ワールドカップブラジル大会に出場し、先週末にC大阪に戻ってきたばかりのフォルランが、今節、実戦復帰出来そうなのは、明るい材料。練習中から高い技術で好シュートを決めるなど、格の違いを見せているだけに、コンディション次第での起用となるが、10番の出番にも期待が高まる。また、中断期間中に新たに加わった戦力として、タイのブリーラム・ユナイテッドFCでACLを経験した平野甲斐と、韓国人MFキム ソンジュンの、ハードワークできる2選手のJリーグ選手登録が完了。早ければ、今回の横浜FM戦からの出場が可能になった。平野はミャンマー代表との親善試合で加入後即ゴールを決めるなど、暑いタイで実績を積んできた力を、しっかり普段からパフォーマンスで発揮しているだけに、秘密兵器としても注目だ。

一方の横浜FMは、前回の広島戦では、タフなゲームのなかでも、樋口靖洋監督の采配も的中。交代選手が流れを変えるなど、チーム全体で、貴重な勝点3を奪うことができた。「逆転は大きい。広島にはFUJI XEROX SUPER CUPで負けていたので先制された時は『またか』という雰囲気にもなったけど、そこから跳ね返したことは大きい」というのは、中村俊輔。「次はC大阪。アウェイでウチは勝っていないから、すごくやりがいのある試合になる」と、敵地での勝利に気合いも十分だ。加えて、今回、新戦力のラフィーニャの登録が完了。Jでの実績も豊富なストライカーが加わったことで、攻撃陣にも厚みが増した。リーグ戦の連勝をここからさらに伸ばすためにも、この勢いを活かさない手はない。

果たして、勝利を手にするのは、C大阪か、それとも、横浜FMか。どちらも、ここからはチームの総合力の勝負。蒸し暑い大阪での一戦を制したほうが、後半戦、台風の目のような存在になるのかもしれない。

以上

2014.07.18 Reported by 前田敏勝
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