自称「二千円札を流通させる会」の会長の義務として、銀行で定期的に一万円札を二千円札5枚に両替して使うようにしています。飲み会の支払い時などに、「めずらしぃ〜」と言われ、オネーサンと会話が生まれるという効果も稀にあります。ブラジルがまだ負けてない最近の暑い日、近所の地方銀行で番号札を取って待っているときに、「資産運用のご相談」と書かれたブースがふと目に入った。（あそこで真剣に相談する立場になりたい…）と思いつつ、（帰りにtotoを買おう）と頭の中にメモをして、マガジンラックに置いてある銀行の名前が入ったタダの団扇にそっと手を伸ばした。家に帰れば同じ団扇は3枚くらいはあるし、甲府のホームゲームでも「ヴァンくん＆フォーレちゃん団扇」をくれるので、現実は団扇が多すぎて困っているくらいなのについつい手が出てしまう…。貧乏性…。団扇の枚数も管理できない人間に資産運用をやる機会が来ることはない…。まもなく窓口から呼ばれて二千円札5枚を受け取って帰ろうとすると、「駐車場のご利用はございませんか？」と窓口のオネーサンが親切で聞いてくれる。（自転車も持ってないわ！）と言いたいのを押し殺して、「歩いてきましたから」と堂々と答えて、タダの団扇でパタパタと扇ぎながらトボトボとコンビニに向かう。

深夜25時、早朝4時、朝7時とワールドカップ観戦のため、南米時間で過ごしていたので暑くても昼から眠い眠い。コンビニに寄って記憶とイメージでワールドカップtotoを買ってみた。ワールドカップtotoでひと儲けしてやろうと思って、かなりの試合を生で観戦して勉強したけれど、買うときって大体思いつき。しかし、ドイツ対ガーナの引き分けやギリシャがコートジボワールに勝つとは思わないし、はぁ〜、はぁ〜、はぁ〜、はぁ〜、日本がコロンビアのサブ相手に…。予想と希望は違いますな…。少なくとも、totoでは今流行の“自分たちのサッカー”ではなく、“自分の予想”で勝負して、潔く日本のスポーツの役に立ちたい。

これから先はJリーグのtotoで夢を見よう。J2では湘南が勝利給の支払いでクラブが大変なんじゃないかと余計な心配をしたくなるほど勝っているけれど、toto予想では意外に湘南の試合が対象になっていない気がする。どうやってJ2の対象試合を決めるのかは知らないけれど、毎回湘南が入れば、開幕時に比べてようやくサッカーのスコアになってきたので、湘南の負けをマークする人が何パーセントくらいいるのか興味深々。次に湘南を負かすチームが（出るとすれば）どこになるのかも興味深々。

ワールドカップによるJ1中断期間中の移籍情報がJ's GOALに分かりやすくまとめてあるが、toto予想で問題となるのは今節（第15節）に登録が間に合う選手が誰で、誰が間に合わないのかまでをまとめたサイトがないこと。例えば、G大阪のパトリックはJリーグへの登録が間に合うそうだが、甲府の阿部拓馬はドイツサッカー連盟からの国際移籍証明書が16日の時点では届いておらず第15節は厳しい…という話もある。と、言ってもチームに合流したばかりの阿部と合流して何試合かトレーニングマッチをこなしているパトリックでは、登録が間に合う間に合わないという表面の問題だけではなく、監督が使うか使わないかの問題でもある。つまり、全チームの練習やTMを見に行くくらいのガッツがない限り、よく分からないまま予想するしかないということ。この他にも中断明けということで、toto第709回の場合は分からない要素が多いので、次に繋げるつもりで少額買って、BIGとあっちのジャンボで大きな夢を見ましょう。

以上

2014.07.18 Reported by 松尾潤（甲府担当）