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【J2日記】讃岐:北野誠監督後援会「讃岐鬼誠会」夏の激励懇親会(14.07.17)

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「讃岐鬼誠会」夏の激励懇親会で挨拶する北野誠監督

北野誠監督応援ポスター(2010年作成)

J2・JFL入れ替え戦では、アウェイにも応援に駆け付けた

讃岐鬼誠会? その名前を初めて聞くと、硬派なツーリングクラブのような響きですが、地元高松市出身の北野誠監督がカマタマーレ讃岐の監督を引き受けた2010年に、中学時代の同級生たちが中心になって立ち上げた後援会の名前です。北野監督が高松市鬼無町出身ということで鬼無(きなし)町の「鬼」と監督の名前の「誠」を合わせて「讃岐鬼誠会」。J2ロアッソ熊本の監督から地域リーグに所属していた地元・讃岐の監督に就任した北野監督の心意気に、中学時代に同じグランドで汗を流したチームメイトが立ち上がったのです。そしてこの結成によって当時43歳の男たちには「Jリーグ参入」という共通の目的が生まれました。入場者数が伸び悩むクラブを後押しするために、応援ポスターの作成・ブログでの情報発信・応援のぼりと大応援旗の作成、ホームゲームはもちろんアウェイゲームへはバスツアーを企画してスタジアムで応援するほか、勝利監督賞を送って監督を支援しました。その活動はマスコミにも取り上げられるほどで、地元・鬼無町を中心に現在約130名の会員がいます。

7月13日、讃岐鬼誠会恒例の夏の懇親会が高松市内のホテルで開催されました。これまで参加してきた選手たちの姿が今回なかったのは残念でしたが、監督とコーチ3名を囲んで和やかな時間が流れました。北野監督に前半戦の総括と後半戦に向けての意気込みをお聞きすると、こんな力強い言葉が返ってきました。
「思っていた以上に勝点が取れなくて。もう少しうまくやっていたら勝点を取れたと思うけど、それはどのチームも同じだと思うし、チームとしてはいろいろな経験をして徐々によくなってきている。後半戦はその反省点を活かして、勝利にこだわり勝点を積み上げていきたい。ケガで出られなくなった選手もいるけれど、トレーニングの質を上げていければ自ずとチーム力も上がってくると思うので、新しく加入した選手も含めて競争してもらいたい。我慢して失点を防いで、引き分けの試合を多くして、その中の何試合かに勝つことができれば残留争いを勝ち抜くことができると思う。積み重ねないと観る文化・応援する文化は育たないと思うので、サッカー文化が香川に根付くよう絶対に残留するという目的にすべてを懸けて戦っていきたい」

チームは前半戦を終了して21位と苦戦していますが、会員が一丸となり後半戦も同じように監督とチームを応援することを誓って、香川県サッカー協会・山下憲一会長のご発声で懇親会はお開きとなりました。

4年前、応援ポスターの撮影で北野監督に初めてお会いした時、讃岐がJリーグで戦う日が来るかもしれないな…と感じました。地元・香川の中学を卒業した後、サッカーで日本一になることを夢見て東京の帝京高校に進学した北野監督。その強い意志は、43歳になられていたこの時にもその眼差しの中に感じられたのです。今日7月17日は北野監督47歳の誕生日。年末にはJ2残留を決めて、監督・選手・スタッフ全員揃っての懇親会が開かれることを願っています。

がんばれ! 北野監督&カマタマーレ讃岐!

以上

2014.07.17 Reported by 大森一(オフィスひやあつ)
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