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【第94回天皇杯 2回戦 仙台 vs 奈良】中村敦監督(奈良)記者会見コメント(14.07.12)

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●中村敦監督(奈良):
「完全に格上の相手を破れたということは、なにはともあれ、良かったです。それだけです」

Q:相手が三人目の選手交代をおこなった頃から運動量が落ちました。監督としてはしかける時はそこだと考えましたか?
「そこだとも思いましたし、相手のFWが小さかったので、できれば機動力で勝負をしたいと思って、こちらもセンターバックを代えて、速さと、オカ(岡山一成選手)の高さをどうやって生かせるかということを考えて、多少、あのシステムではそんなには練習していないのですが、似たようなことはしていたので、選手はなんとか対応できるかなと、代えてみました」

Q:今回の勝因はどのあたりにありますか?
「勝因は、一般的なことを言えば、こちらがハードワークをして、先制されたにもかかわらず、諦めずに最後まで走り切ったこと。あとは、仙台さんの決定力のあるストライカー二人がいなかったこと。その二人がいるかいないかで、押しこまれた時間帯に1点を取られるかどうか変わってくると思います。そこの要素はすごく大きかったと思います。
得点はなかなか向こうが点を入れられないという五分五分の状態でなんとか前半を終わる状態に持っていって、そこから勝負と考えていました。最初から。
最初に1点を取られてしまったのは誤算でしたが、許容範囲内だったので、ハーフタイムのところで、ある時間帯になったら勝負をかけるということは、話していました」

Q:元仙台のシュナイダー選手と岡山選手は特別な思いを持ってこの試合にのぞんでいたと思います。トレーニングとこの試合でのふたりを見て、監督はどう思われましたか?
「シュナ(シュナイダー選手)は仙台戦に限らず常にチームを引っ張ってくれているのですが、特にこの仙台戦に関しては熱い思いを持っていて、『凱旋したい』と。そのために福島に絶対に勝たなければいけないと、ここ2週間ばかり、ずっとテンションが上がりっぱなしで、寝ているのかわかりません。
オカに関しては、今週の水曜日にフィジカルのきつい練習をやったのですが、その時に熱射病気味になってしまって、『こいつ、試合に間に合うのかな』と思ったのですが、なんとかうまく、弱音を吐きながらコンディションを整えて、うまく機能したんじゃないでしょうか。あいつにとっては今週は苦しい週でしたけれども、最後に笑えることができて、たぶん飲むんじゃないでしょうか(笑)」

以上
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