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【第94回天皇杯 2回戦 岡山 vs 愛媛】プレビュー:Jリーグ戦で、13試合負けてはいないが、それほど勝ってもいない岡山と、最近2試合で7得点無失点の愛媛。天皇杯での一戦は、それぞれの持ち味に徹するところからスタート。(14.07.13)

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Jリーグ戦での岡山と愛媛の対戦は、6月14日、ニンジニアスタジアムで行われた第18節。このゲームでは、立ち上がり、狙い通りの動きを見せていた愛媛がPKで失点し、そこから愛媛の堅い守備が揺らぎ、前半だけで岡山が3点リードした。しかし後半は、追加点が奪えない岡山に対して、愛媛のテクニックと粘り強さが発揮される展開となった。3−2で岡山が勝利したものの、どちらにとっても手応えと悔しさの残るゲームに終わった。試合翌週、ボランチの千明聖典はこう振り返っていた。「あまり余裕が出なくて、いつもより2歩くらい多くボールを持っていた。早く離したいのに、一度プレッシャーを逃げてから渡すという状況が多かった。だから縦パスも増えなかったし、うまく時間を使った感じ」。そして、「とりあえず堀米(勇輝)君の所を、どう押さえるかだなと思ってました」と話した。

愛媛はリーグ戦のここ2試合、熊本に4−0、北九州に3−0で勝利。北九州戦では、その堀米が2ゴール1アシストの活躍だった。スペースのない所でDFをかわして先制し、ドリブル突破から河原和寿に繋げるなど、ファンタジスタぶりに磨きをかけ、また河原とのコンビネーションもさらに上がっている。ポゼッションからリズムを作り、サイドを起点に決定力のあるFWが仕事をする、という愛媛の攻撃の形が夏場を前に、絶好調期を迎えている。

対して岡山は、リーグ戦の前半戦を締めくくる第21節・讃岐戦で、2点のリードを許しながら、87分から押谷祐樹が2つのゴールを決めて同点に追いついた。観る者をハラハラさせずにはいられないようなゲームが多い岡山。サポーター、ファンは選手のこういった言葉を聞けば、少しは気持ちが落ち着くかもしれない。シャドーの妹尾隆佑は、「勝たない限りこのもやもやっとした気持ちは続くので、リーグ戦ではなくてもこの気持ちをぶつけて勝ちたい。愛媛は調子が良いのでチャレンジするくらいでちょうどいい」。ボランチ・島田譲は、「いきなりシュートが巧くなることはないし、今、チャンスがないわけじゃない。だからまずはいい守備をすることが大事だと思う。守備を高めて、球際の厳しい戦いに勝って、結果的に得点につながることの方が実際には多い」。まずは守備という仕事をアグレッシブに行なうことから、岡山の天皇杯・愛媛戦もスタートする。

DF陣に怪我人の多かった岡山にとっては、本来のDFである植田龍仁朗、近藤徹志らの出場も気になるところだ。「出番があればヘディングといった長所を出して、しっかり止めたいと思います。勝てたら自信にもなる」と植田。近藤はリーグ戦の愛媛戦に途中交代で出場したが、「同じシステムでやっていて、前に小さいけどクオリティのある選手がいるので、そのへんはしっかり守備をする必要がある」と話す。リーグ戦も天皇杯も、トレーニングから日々を戦って、成果を出すという意味においては同じ。岡山にとっても愛媛にとっても、後半戦へのヒントがたくさん隠されたゲームになる可能性は高い。天皇杯での一戦は、それぞれの持ち味に徹するところからスタートし、次のゲームへと駒を進めたい。

以上

2014.07.12 Reported by 尾原千明
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