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【第94回天皇杯 2回戦 G大阪 vs 金沢】プレビュー:G大阪の天皇杯初陣。リーグ戦に向けた『弾み』となる内容、結果を。J3で3位と好調の金沢はしっかり守ってJ1撃破を狙う(14.07.12)

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7月5日、第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会が開幕。今週はJクラブも参戦し、2回戦が開催される。ガンバ大阪の初戦の相手は、FC大阪に5-0で圧勝し2回戦へと駒を進めてきたツエーゲン金沢(石川県代表)。J3リーグでも3位につける同チームを万博記念競技場に迎える。

2014FIFAワールドカップ開催により中断されていたJ1リーグ戦が7月19日に再開することもあり、「J1再開を見据えて、基本的にはベストメンバーで戦いに挑む。日本代表から戻ったMF遠藤保仁、DF今野泰幸に関しては体調次第で考える」とG大阪の長谷川健太監督。その言葉通り、金沢戦は若手を中心にというよりは、ここまでのJ1リーグ戦を中心選手として戦ってきたメンバーで臨むことになりそうだ。

この中断期間には、J-GREEN堺、および岡山でのミニキャンプを実施。チーム戦術のさらなる充実や、個人のパフォーマンス向上に努めてきたG大阪。かつ6月28日からは1週間おきに練習試合を戦い、積み上げてきた力を実戦の場で確認するという作業を繰り返してきた。今週の天皇杯は、いわばその仕上げというべき位置づけ。しかも、『公式戦』という緊張感のある試合を戦えることは、リーグ再開に向けてもいい弾みになるはずだ。いや、それを明確に弾みにするためにも、内容はもちろん、結果を求めなければいけない。特にG大阪は前半戦を終えて4勝3分7敗と16位に低迷している。この悪い流れを断ち切るためにも、金沢戦では中断期間に積み上げてきた力、G大阪らしいスタイルを発揮した中での結果に期待したい。

「2回のキャンプでは前半戦の戦いを踏まえ集中してトレーニングに取り組んできた。それを公式戦の舞台でしっかり発揮することを考えたい。相手に関係なく、大事なのは自分たちがどれだけアクションを起こしたサッカーができるか。新しい外国籍選手が加わったり代表選手が戻ったりと、いろいろな変化もあった中でどれだけチームが組織としてG大阪らしいサッカーを発揮できるかにこだわって戦いたい。翌週にはJ1リーグ戦再開も控えている。そこに弾みをつけるためにもいいゲームをしたい。全力で目の前の戦いに向かうことの積み重ねが最終的な結果になる。そのことを意識しながら、また個人的にも求められている『ゴール』という結果をしっかりと残したいと思う。(FW宇佐美貴史)』

対する金沢は先にも書いた通り、現在J3リーグに籍を置くクラブ。J3リーグ戦では6月以降、3勝1分と負けなしで戦いを進めており、3位の座を守り続けている。しかも首位の町田との勝点差は6、2位の長野との勝点差はわずかに1と、J2昇格を十分に狙える位置にいる。J3リーグの戦いもまた約1週間後の7月20日に再開することを踏まえても、G大阪同様、天皇杯での戦いをリーグ後半戦の弾みにしたいところだろう。
注目はJリーグでの経験も豊富なDF辻尾真二。昨季は大分でプレーし、今季から金沢に籍を置くが、08〜12年半ばまで清水に在籍。清水のJFA・Jリーグ特別指定選手だった中央大3年生時(06年)を含めれば、約4年間にわたり当時の清水監督だった長谷川健太氏の下でプレーしている。つまり、現G大阪監督である同氏のサッカースタイルや『長谷川イズム』を十分に理解している一人だと考えても十分に警戒が必要だろう。

金沢について、G大阪・長谷川監督は「自分たちのスタイルを備えたチーム。しっかり守って前線の2人を活かした攻撃を仕掛けてくるチーム」と評している。その言葉からもDF辻尾を中心とした金沢の守備網をG大阪の攻撃陣がいかにこじ開けるかが勝負の分かれ目になりそう。またキックオフはまだまだ日中の陽射しが残る16時ということから『暑さ』との戦いにもなりそうだ。

以上

2014.07.11 Reported by 高村美砂
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