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【第94回天皇杯 2回戦 横浜FM vs ロック】プレビュー:前回王者・横浜FMが2連覇に向けて始動。下剋上へ意気込むJFLのホンダロック相手に、ブレずに本来の実力を発揮できるか(14.07.12)

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2014 FIFAワールドカップによる中断期間を終え、横浜FMは5月18日のJ1リーグ戦・川崎F戦以来、約2カ月ぶりの公式戦を迎える。舞台は天皇杯2回戦、相手はJFLに所属する宮崎県代表のホンダロックSCだ。

ホンダロックは、1回戦は九州リーグ所属の熊本県代表、三菱重工長崎SCを相手に2−1で逃げ切り、3年ぶりに天皇杯初戦を飾り、2回戦へ駒を進めた。簡単にチーム紹介をしておくと、ホンダロックの会社のサッカー部であり、純然たるアマチュアクラブ。現在のところ、プロ化を目指してはない。JFLでの最高位は2011年の8位で、昨年は最下位だったが、J3の導入により、JFLに留まった。今シーズンも苦戦が続き、第1ステージ13戦を終え、2勝4分7敗と全14チーム中12位と低迷している。
天皇杯では過去に9回、Jリーグ勢と対戦しており、成績は1勝8敗。唯一の勝利は2009年度の2回戦・東京V戦で、1−0のジャイアントキリングを起こした。今回は前回の天皇杯王者を相手にその再現を狙う。

一方、ホームのニッパツ三ツ沢球技場で、天皇杯ディフェンディグチャンピオンとして迎え撃つ横浜FMは、若手中心のメンバーで臨むと考えられる。来週15日には中2日でリーグ戦再開初戦(ACLのため延期になっていた第12節)を迎え、敵地で広島と対戦するからだ。その後も週2試合の連戦が27日まで続くため、そう予想するのが妥当だろう。ただし「若手」でも一部、例外もありそうだ。2014 FIFAワールドカップではピッチに立てず、悔しさだけをブラジルから持ち帰った齋藤学は、広島戦に備え、この試合はベンチスタートになるのではないか。逆に若手に交じって先発入りの可能性があるのが、7月末の契約満了をもち、現役を引退することを発表した40歳のドゥトラである。その雄姿を真近で見られるチャンスは、もう限られている。ホームスタジアムでのゲームは、今回と23日に同じくニッパ球で行う神戸とのリーグ戦16節のみだ。もちろん必ず出場するという保証はないが、この機会に会場へ訪れ、ぜひドゥトラのピッチでの“ラストダンス”を目に焼き付けておきたい。

下剋上を目論むホンダロックは、DFリーダー宮路洋輔(前福岡)を中心に粘って失点しないことが、まずポイント。攻撃では過去に大分、鳥栖、讃岐などでプレーした市原大嗣がポストプレーヤーとして前線でボールを収めて活路を見出したい。そして1回戦の三菱重工長崎戦で殊勲の2ゴールを挙げた原田洋志の得点嗅覚が覚醒すれば、波乱を起こす可能性は膨らむ。

とはいえ、J1とJFLのクラブでは力の差は歴然。横浜FMは前回大会の2回戦では同じ会場のニッパ球で、JFLのヴァンラーレ八戸(現在JFL9位)相手に先制されるも5−1で大勝した。今回も力量の差を考えれば、横浜FMの白星は堅い。横浜FMが「約2カ月ぶりの公式戦」という不安要素を打ち消し、相手を侮らず、己の力をストレートにぶつけることができるかが、この一戦の焦点だろう。

以上

2014.07.11 Reported by 小林智明(インサイド)
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