ブラジルワールドカップも熱戦が繰り広げられている。寝不足のサッカーファンの皆様も多かろうと推測されるが、繰り返しになるがこの間もJ2は続いている。国内のサバイバルにも括目せずにはいられない。今節は磐田対湘南という“ビッグマッチ”が行われることもあり、現在3位の松本としては気になるところではあるが、まずは眼前の試合に全力を出し切りたい。
前節・北九州戦を0−1で落とした松本にとって、今節は連敗だけは避けなければならない状況だ。しかし群馬との過去の対戦成績を見ると、2分2敗と未だ勝利なし。相性は良くない相手だ。だからこそ、ネガティブになればどこまでも暗くなってしまう。反省はしつつも、気持ちを切り替えることが必要だ。ポジティブにとらえれば前節は原一樹の勝負強さに屈したとはいえ、シュート数は倍以上を放つなど試合展開は決して悪いモノではなかった。事実、今週のトレーニングの雰囲気もいい緊張感がチームには漂っていた。「群馬にはこれまで勝てていないと聞いているが、今の自分たちは勝つしかない」(岩上祐三)と闘志を燃やしている。
またプラス材料として、岩間雄大の復帰が挙げられる。第15節・磐田戦において左眼窩底骨折の負傷で別メニューでの調整が続いていたが、このほど通常練習に合流。15日の富山とのトレーニングマッチにも出場するなど、急ピッチでコンディションを整えている。もともと「腫れはあったが痛みはなく、それほどひどい状態ではなかった。サッカーをやりたくて仕方がなかった」と4試合ぶりの公式戦出場に向けて緑色のフェイスガードも用意。アルウィンのピッチで躍動するべく燃えている。「群馬はハードワークして、パスで繋いでくるチームという印象がある。だけど、自分たちのサッカーをすれば勝てる」と頼もしい。
対する群馬はどうか。前節・熊本戦を1−1で引き分け、これで6勝2分10敗。17位と波に乗っているとは言えない。その最大の要因はやはり負傷者の多さだろう。「群馬の得点源」と反町康治監督もその存在感を認める平繁龍一が長らくチームを離れており、他にもエデル、夛田凌輔、金沢浄、永田亮太ら主軸を期待される選手も同様に欠場中だ。ただ、攻撃のタレントは豊富。ダニエル ロビーニョ、青木孝太、小林竜樹が奮闘している。また、試合状況に応じて3バック、4バックを使い分けており、「どのような並びで来るのか、まだ分からない」と反町監督を悩ませている。
群馬の今節のフォーメーションが3−5−2と仮定すると、サイドの攻防は試合のカギを握るひとつとなるのではないか。松本は田中隼磨と岩沼俊介、群馬は小柳達司と瀬川和樹が起用されることになりそうだが、サイド攻撃あるいは上下動を惜しまぬ無駄走りでどちらが起点を作り、より優勢に立てるか。
以上
2014.06.20 Reported by 多岐太宿
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