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【J2日記】栃木:ラ・ロハ(14.06.19)

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小野寺達也選手

鈴木智幸選手

試合前取材をしていてもブラジルで開催されているワールドカップのことが、自然と話題に上ってきます。今日(6月19日)の取材エリアは、深い溜息に包まれました(やや大げさでしょうか)。なぜなら、“ラ・ロハ(スペイン語で赤)”の愛称で親しまれている、前回王者のスペイン代表のグリープリーグ敗退が決まったからです。

阪倉裕二監督は、「それほど(戦術面も含めてワールドカップに)興味を惹かれないし、スペインも負けてしまったからね」と、大会序盤に興味を削がれてしまったことを嘆いていました。また、スペインが、というよりも、“心酔するシャビがいるスペイン”が負けたことに、「まじ、ショックっす」と、ボランチの小野寺達也選手は落胆の色を隠し切れず。今大会の傾向として堅守速攻が色濃く、さらにスペインのようにポゼッションで圧倒するチームが勝てなかったことで、今後は戦術がカウンター寄りになるかもしれないことに関しても言及。より大きな視点で、未来のサッカーについて持論を展開していました。

小野寺選手以上に、うな垂れていたのはGKの鈴木智幸選手。「カシ―ジャスが大好きなので、スペインが負けてしまって…」と、その後に言葉が続かず、うつむいてしまうほど。憧れの選手が信じ難い致命的なミスを冒した姿を目にし、それを受け入れるのに時間が掛かっている様子でした。

スペインびいきには辛い大会となりましたが、本命が早々に姿を消すことは、往々にして起こるのがワールドカップ。もの悲しさを感じずにはいられませんが、その一方でダークホースの台頭、波乱を楽しめたりもします。「優勝はないと思いますけど、根拠もないですけど(笑)、チリ代表はいいところまでいくんじゃないですか」という小野寺選手の予想が当たるかもしれません。果たして、どこが優勝し、どこがサプライズを起こすのか。今後も地球の裏側から目が離せません。

以上

2014.06.19 Reported by 大塚秀毅
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