世間がブラジルワールドカップに熱視線を送ろうとも、J2は休まず営業中。今週も試合は続くし、来週も再来週も来月も。そこには代表クラスのビッグネームやワールドクラスのプレーはないが、元日本代表選手はいるし、たまにビックリするような至高のプレーが見られる。何より上質のエンターテイメントと感動がJ2にはあるのだ。
とは言っても気になるワールドカップ。西川周作、森重真人、清武弘嗣の名を見ると、大分トリニータのサポーターならずとも、「うちの周作にキヨ、モリゲが世間の注目を集めている」とつぶやき、ジワァーッと喜びがこみ上げ、「ホントはウチの選手なんだけどなあ」といまだに思う。
3人とも大分でプロのキャリアをスタートした生え抜き選手だ。西川、清武に至っては大分出身であり、大分のトップチームにアカデミーから昇格した。ただ、選手として大ブレイクしたのが移籍先のチームのため、「ホントはウチの選手」というのは、それぞれが所属しているファン、サポーターの言い分なのかもしれないのだが、そこらへんは理屈ではない。
前節の岐阜戦では、「ホントはウチの選手」が凱旋した。昨季まで6シーズン所属していた宮沢正史だ。先発メンバーで名前が呼ばれた時、この日一番の歓声がスタジアムに鳴り響いた。拍手とブーイングは半々だったが、どちらも愛があった。緑のストライプを着た宮沢選手に違和感を覚えながら、「ホントはウチの選手なんだけどなあ」とつぶやいた人は数知れず。
ただ、これって幸せだなと思ってしまう。移籍した選手の過去に思いを馳せ、現在の活躍を願うとともに自チームの勝利を祈る。これぞ移籍の多いJ2ならではの楽しみ方である。今週も来週も「ホントはうちの選手」を探し、楽しめそうだ。
以上
2014.06.09 Reported by 柚野真也
J’s GOALニュース
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大分で3年間キャプテンとして活躍した「ホントはうちの選手」と思える宮沢選手(写真右)。
試合後、大分サポーターに挨拶する宮沢選手。
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