今日の試合速報

ACLE
ACLE

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2日記】岐阜:あの大銀ドームへ(14.06.06)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

次節、古巣・大分戦を迎える宮沢正史

「おもしろかった?」

第16節・京都戦後。新システム4−3−2−1を機能させての勝利に崩したその表情はまるで若手選手のように、若々しく生き生きして見えた。そして、次節で古巣の大分戦を迎えることについて問われると、「個人的にではありますけど、特別な思いもありますね」といつもの丁寧な言葉で、いつもの爽やかなスマイルを見せていた。

大分と言えば、宮沢正史。
一言ではあったが、大分戦への特別感はそれだけで十分伝わってきた。それはまた、「サポーターの皆さんがあってこそのチームであり個人(自分)」と語る彼の人柄を、誰より知る青のサポーターにとっても同じことだろう。オフシーズンのキャンプ中に行われた大分との練習試合後には、“宮さん”との再会に涙する大分サポーターがいたほど。彼がどれほど愛されてきたのかがわかる、大分県別府市の光景だった。

強くて魅力のあるチームに変わりたい――。宮沢はそんなクラブビジョンに惹かれて岐阜にやってきた。「クラブとして大変な時期があったことは理解しています。チームとしてなかなか成績を出せていなかったこともわかっていますので、少しでもその力になれたらいいなと思います」。決して財源に恵まれたクラブではないこと。サッカー熱のある土地ではないこと。それらを理解している一人だからこそ、新体制発表の場で語っていたその意識と姿勢はいまも変わらない。冒頭のように若手さながらの向上心を持ち続け、プロとしてのお手本となり、ピッチでは激しくも聡明なプレーを続けている。

「4つのプロクラブ(大分トリニータ/サッカー、大分三好ヴァイセアドラー/バレーボール、バサジィ大分/フットサル、大分ヒートデビルズ/バスケットボール)がある中でも、大分県でのトリニータの存在は特別というか、本当に大きかったですね。どこへ行ってもみんながトリニータのことを知っていますし、街を歩けば声をかけられました。岐阜もこれからそうなっていかないといけない。試合に勝つことでFC岐阜の価値を高めて、岐阜県民の誰もが知っているような存在になっていきたいですね」

ひさびさの大銀ドーム。大分愛とサポーターへの感謝を紡ぎながら、岐阜の2連勝に向けて、宮沢は「とにかく自分のプレーを出し切りたいですね」と誓っている。

以上

2014.06.06 Reported by 村本 裕太
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J3リーグ全ゴールまとめ【1124】