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【J2:第15節 讃岐 vs 富山】プレビュー:讃岐は前半に得点を決め主導権を握れるか。対する富山は後半勝負で勝機を狙う。逆天王山を制し上位進出への足掛かりとするのは果たしてどちらか。(14.05.23)

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ここまでリーグ戦14試合を終え、讃岐は勝点2で22位。対する富山は勝点5で21位と、両チームとも苦しい状況が続いている。『降格』という言葉を使うには早すぎると思うが、その呪縛を解くには勝つことが何よりの薬になる。“逆天王山”となる今節、一つでも上に行くには絶対に落とせない、ある意味の注目ゲームになるだろう。

ホームの讃岐は今シーズンここまで勝ちが無く、なかなかJ2の壁を乗り越えられずにいる。四国ダービーとなった前節の愛媛戦では、細かくパスを繋ぎボール保有率を高めるポゼッションサッカーを展開。前半はそれが上手くフィットし、アンドレアを中心に持留新作、岡村和哉と前半だけで7本のシュートを放ち相手ゴールを脅かした。しかしここで得点に結び付けられなかったのが響き、後半に入ると今までの流れが無くなり、シュート数もわずか3本。逆に愛媛にJ2チームとしての貫録を見せつけられ0−2で敗れ、チームもこれで5連敗となった。

試合後の会見で北野誠監督は「チームとしてはゲームを上手く運んでいた」と、ある程度の手応えは掴んだ様子。ただ「個の部分では勝てないのはすべての選手がわかったと思う」と続け、個々の能力やメンタルの向上、そして得点できなかった攻撃陣の奮起を促した。

確かに前節まで3試合連続無得点と厳しい結果になっているが、一度歯車が噛み合えばJ2でも引けを取らない攻撃が期待できる。アンドレアの突破力、攻撃の起点となる高木和正、サブではスピードのあるアランなど、個々の持つ力を出せばそれがチーム力の向上へと繋がり、勝機は十分にあるだろう。さらに讃岐としては前半のうちに得点を決め、主導権を握りたい。第13節の群馬戦も前半だけでシュート10本を放ったが、後半は1本とその差は歴然。富山のディフェンスをこじ開け、チャンスメイクやシュート数の多い前半で得点できるかがポイントになりそうだ。

一方の富山も第10節に今シーズン初勝利を飾ったがその後は4連敗と、こちらも浮上のきっかけを掴めずにいる。前節の磐田戦は、狭いスペースでの素早いパス回しからシュートを決められ前半終了間際に失点。しかし後半に入ると白崎凌兵を起点に、縦への展開が見られるようになり、試合終了間際には決定的なチャンスを迎えるが、秋本倫孝のシュートはゴール右へと外れ結局0−1で敗れた。ただ課題となっていたセットプレーからの失点は無く、安間貴義監督も「これを続けていきたい」と語り、チームの立て直しに光が見えてきた様子だ。

また讃岐とは対照的に、富山は後半の方がシュートを多く放っている。前へ前へと攻める富山らしい攻撃が後半では多く見られ、前節も前半のシュート数はわずか2本だったが、後半は8本と大幅増。もちろん早い時間帯で得点するのに越したことはないが、仮に前半をスコアレスで折り返せば、富山優位のゲームになるだろう。

そして今節、讃岐のホームでは初のナイトゲームとして行われる。会場となる香川県立丸亀競技場からは瀬戸内海に沈む夕日、そしてこの日はライトアップされた瀬戸大橋も見ることができる。初夏の涼しい風を感じられる決戦の夜、互いの想いがぶつかり合う熱戦を制し、歓喜の声を響かせるのは果たしてどちらか。

以上

2014.05.23 Reported by 小谷秀斗(オフィスひやあつ)
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