予選Aグループで首位を走るF東京が同2位の清水と対戦する。今季のJ1リーグ戦では、ともに5勝3分6敗で得失点差も0。清水が9位、F東京が10位につける。
両クラブは、すでにリーグ戦で対戦しており、F東京がアウェイで3−1と快勝した(第5節)。しかし、マッシモ・フィッカデンティ監督は「確かに、あのときは良い試合ができたが、毎試合ストーリーは全く違ったモノになる。清水は非常にオーガナイズされた良いチームだ。試合を見れば、監督がどれだけ良い仕事をしているかが分かる」と言い、警戒心を解くことはない。
決勝トーナメント進出を目指すF東京だが、森重真人、権田修一は日本代表に招集されて不在だ。指揮官は「痛手ではある」と話しつつも、こう続けた。
「常々、我々のチームには2人の背番号1がいると言い続けてきた。塩田もすばらしいプレーを続けているし、非常に信頼している。森重が不在の試合はすでに経験している。私は、すべての選手を信頼しているよ」
権田に代わって塩田仁史がゴールを守ることになるだろうが、森重が抜けた最終ラインには誰が入るか分からない。というのも、吉本一謙、加賀健一に加え、カク・ヒジュ、さらには高橋秀人がセンターバックに下がるプランもあるからだ。前々日から練習の一部を非公開にし、試合前日も練習を公開しておらず。誰がピッチに立つかは予想が難しい。
また、前線の組み合わせにも注目だろう。ホームG大阪戦(17日・味スタ)でエドゥーが2得点を挙げ、武藤嘉紀もゴールを決めた。平山相太、渡邉千真も練習ではキレのある動きを見せており、指揮官もうれしい悩みだ。昨季リーグ戦で17得点を決めた渡邉も「同じポジションの選手が活躍し、刺激を受けている。負けたくないし、自分も試合で結果を残さないと。目に見えた貢献をしないと」とその危機感を語った。
清水は、ヤマザキナビスコカップではまだ1試合少ない2試合消化だが2連勝中で、しかも無失点と好調を維持する。リーグ戦では4連勝後に3敗2分で順位を落として苦戦を強いられているが、常に接戦を演じている。ノヴァコヴィッチ、大前元紀をはじめ、前線には多士済々な面子が揃い、前回対戦では六平光成、竹内涼のドイスボランチも味のある働きを見せていた。プレー強度が高い清水相手に、F東京としては球際や運動量といった局面で負けてはいけない。
さまざまな選手をこれまで積極的に起用してきたフィッカデンティ監督だが、このヤマザキナビスコカップは早めに決勝トーナメント進出を決めたいところだろう。そうすれば、より若い選手を試合で起用する機会も増えるからだ。まずは、この清水戦は絶対に落とせない。
以上
2014.05.20 Reported by 馬場康平
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