●石崎信弘監督（山形）：

「昨日、一昨日と山形はかなり涼しかったが、今日はかなり暑いなかで選手は本当によく戦ってくれたんじゃないかなと。ただやはり、残念なのは失点シーンのところで、あそこをうまく抑えられなかったか。ビデオ見てないのでよくわからないんですけど、本当に惜しい試合を引き分けてしまったんじゃないかなと。ただ、先制されてもあきらめずに頑張った結果が引き分け、追いついたというところ。何回か決定的なチャンスも作りかけた、そういうところを確実にゴールにつなげられるようにしていかなければ厳しいんじゃないかなと思います。暑いなか、選手は本当に頑張ってくれた。ただ勝ててないというところで、しっかりトレーニングして、次の松本戦（5/18＠NDスタ）、頑張っていきたいなと思います」

Q：決定的なチャンスを、ゴールにつなげられなかった要因は？
「ゴール前の落ち着きですよね。落ち着きと、お互いがお互いをわかり合うコンピネーション、そういうところをまだまだ上げていかなければいけないんじゃないかなと思います」

Q：山形の右サイド、山田拓巳選手のところがいつもより上がるのを控えてディフェンスしていた印象がありますが、そのあたりのゲームプランはいかがですか？
「千葉の攻撃は左サイド、中村選手のところがやはり大きなポイントというところで、そこはかなりケアしていかなければ、攻撃のほとんどはあそこから…失点のシーンもそうだったんですけど、左サイドのところとうちの右サイド。ただ、山田も今日はボール奪ったあとのミス、これから攻撃にかかろうとしたところでのミスがあまりにも多かったんじゃないかなと。いつもだと奪ったボールを攻撃につなげられているんですけど、今日は暑さのせいもあったのかわかりませんけど、特に攻撃を控えさせたわけではなく、彼自身の攻撃にかかるときのミスで、自分が前に出ていくことがなかなかできなかったんじゃないかなと思います」

Q：後半に前に行ける場面も増えたと思いますが、ハーフタイムにどのような修正を指示しましたか？
「まずはボールが入ったときにみんなが受けに、全員が下がってボールをもらいに来ていたと思うんですけど、それではなかなか相手も怖くないということで、１人が下がったら１人が出ていかなきゃいけない。そういうところで、ディエゴなんかはほかの選手が下がったら前に出ていくようにと。前に出ていくシーンが後半はかなりあって、そういうところをうまく使えたのではないかなと。あと、相手のバイタルですね、ディフェンスラインの前のスペースがかなり後半空いてきたので、そこに比嘉なんかがうまく入っていければシュートチャンスがあるんじゃないかなというところで、彼の思いきりのよさが出たというゴールだったんじゃないかなと思います」

Q：比嘉選手のゴールについての感想をお願いします。
「本当に、あそこから打つのはアイツぐらいしか多分いないので、彼の思いきりのよさというものが出た、またすごくいいところにボールが飛んでいった。彼の思いきりのよさが出たシーンじゃないかなと思います」

Q：相手のケンペス選手と西河翔吾選手がマッチアップしてましたが、ゲームを通しての評価をお願いします。
「ほとんどケンペスに対しては西河が…西河だけじゃなしに（イ・）ジュヨンもですね、ディフェンスラインは仕事をさせてなかったんじゃないかなと。前半の立ち上がり、相手の左サイドからのクロスが何本かあったと思うんですけれども、まずは上げさせないのが一番いいんですけれども、クロスを上げられてもしっかりマークしていればやられないというところで、クロスボールに対してのポジション取りとか、よかったんじゃないかなと思います」

Q：比嘉選手が短い時間で結果を出しましたが、起用の一番の理由をお願いします。
「やはり点を取りに行かなければいけないというところで、さっきも言いましたけど、相手のディフェンスラインの前、バイタルのスペースがかなり空いていた。そこで彼のシュート力、思いきりのよさが出たシーンじゃないか。そのあとも何本かシュートを打ってディフェンスには当たっていたんですけど、そういうシュートを打つ意識というのは彼はかなり高いと思います」

以上