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【J1:第12節 甲府 vs 浦和】ペトロヴィッチ監督(浦和)記者会見コメント(14.05.06)

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●ペトロヴィッチ監督(浦和):
「恐らく私のコメントに関しては皆さんの同意を得られないかもしれないですが、私なりの見解を述べたいと思います。最後まで戦ってくれた我々の選手を褒めたいと思います。10日間で4試合目の、選手は連戦で疲れていることや、相手が守備的な戦術、我々は一方的に攻める中、選手は最後まで攻撃的に勝利を目指して戦ってくれた。相手にチャンスを与えず試合を最後までコントロールできたこと、我々はチームとして一つ前進した。これまでであればこういったゲームは相手のワンチャンスに失点して敗戦することがよくあったが、今日はチャンスらしいチャンスを与えずにゲームをしっかりコントロールして最後まで攻撃を仕掛けることができたことはよかった。普段なら起こりえないようなミスもあったが、連戦の疲れの中では仕方がない部分もあると思う。前向きなのは我々の選手が最後までゲームをコントロールして最後までしっかりプレーしたこと」

Q:難しいゲームだったと思うが、相手のペナルティエリアの中で危険な状況を作れなかった。こうすればそれを作ることができたというものはありますか?
「ペナルティエリアに侵入したシーンはあったと思いますが、パスやドリブルの精度のところが欠けていた。疲労の中では判断の遅れや精度やプレーの精度が落ちるのは仕方がないところがある。選手が最後までしっかりゲームをコントロールしながら勝利に向かっていったことを私は前向きに捉えたい。相手は9人がほぼ自陣で守備をする戦い方。こういう疲れている時は守備的に戦うチームの方が、攻撃でコンビネーションを使って仕掛けていくチームよりも簡単である。精度という意味では相手はボールを奪って蹴りだせばいい、あるいは長いボールを蹴ればいい。そういった状況では一方のチームだけが攻撃を仕掛けていくのは簡単な展開ではない。皆さんが思っている以上に難しいものです。ボールを奪ってからのカウンターや奪われてからの早い切り替えの守備や、奪ってからのショートカウンターは今日のゲームでしっかりと見ることができた。カウンター気味に阿部が持ち出したシーンで、元気に出そうと出そうとしたが、相手に引っかかったのは典型的な疲れている状況での判断だったと思う。10日で4ゲームなので仕方がないと部分だと思う。ゲーム前、我々は首位にいたが、私が浦和を率いて初めてになりますが、そういった首位にたってのゲームの影響はあったと思います。首位のプレッシャー。今日のゲームはそういった部分も経験した」

Q:首位になるとこういう構図のゲームを毎試合やることになる。相手が守って来る中、確かにコンビネーションで中に入っていけたシーンはあったが原口選手がミドルシュートを打った方が可能性が高かった。どーんどーんと放り込むとか。相手がびっくりしますよね。サッカーは変化が大事です。ああいうミドルシュートをドカドカ打つとかぼわーんとほうり込むとかやるつもりはないですか?
「日本で言われるパワープレーをやるということですか。なかなか普段やらないことをなかなか選手に要求できない部分はあります。ベンチには濱田がいて、パワープレーという選択肢もありましたが、我々のスタイルではではないですよね。パワープレーをする中でペナ付近でファールをもらうこともあると思いますが、今日に限っていえば2回ほど、ペナ付近でいいポジションのFKがあった。それが入っていれば3ポイント取れていたというゲーム。今日我々はそういったチャンスを活かすことができなかった。FKは拮抗したゲームを動かすきっかけになると思います。夏の移籍市場で盛田(剛平)を獲得すれば可能性もあるかもしれませんね(笑)」

以上
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