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【J1:第11節 名古屋 vs C大阪】西野朗監督(名古屋)記者会見コメント(14.05.03)

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●西野朗監督(名古屋):
「同じようなことばかりコメントしなければならず、非常に悔しい思いでいっぱいです。今日の試合で、チームが改善されていない、そしてチーム力を上げきれていないということを実感しています。
数的有利な状況の中でも打開が出来ず、流れの中で決めきれませんでした。個に頼るのではなく、チームとしての攻撃の改善や修正をしていかなければなりません。全員でチャンスを作るためのポゼッションやグループでのコンビネーションは出来ていますが、最後の一歩で決めきれていません。そのように決めきれないのであれば、更にチャンスを作らなければなりません。今はあまりにも決定力がないということを痛感しています」

Q:終盤に闘莉王選手を前線へ上げていきましたが、西野監督はこれまで闘莉王選手を前線に上げるオプションは使いたくないとおっしゃっていましたが、そこを思い切って行かせた意図をお願いします。
「数的有利な状況でもあったし、追いかけなければいけない状況だったからです。DFの数は充分に足りていることもあったため、多少バランスが崩れる形となりますが、前線にターゲットが欲しい状況でした。サイドに置いた佐藤はクロスの精度も高いので、チャンスメイクを求めていきました。ただ、これは相手と同じ選手の数での戦いであれば、取りたくない手段です」

Q:今日の試合では闘莉王選手のオーバーラップが目立ちましたが、あれは西野監督の指示だったのか、それとも自身の判断だったのでしょうか?
「ハーフタイム中にはなるべく抑えるように言いました。バランスを崩さなければいけない状況でもなかったし、逆に自分たちでバランスを崩すことで、失点するのは避けたいと思ったからです。そのため、彼には極力ブレーキをかけました。もちろん状況が状況でしたし、インターセプトした流れの中で前に行こうとしていたのははっきりしているので、彼の行動は状況によっては良いことだと思います」

Q:柿谷選手とフォルラン選手のパフォーマンスはいかがでしたか?
「彼ら自身で持ち味を出そうとしていましたし、開始早々に我々が集中力を欠く中で、彼らのストロングを引き出してしまったということが今日のゲームの全てだったと思っています。あそこで良い立ち上がり、いつもの立ち上がりが出来ていれば、我々のプラン通りのゲームになったと思います。彼ら二人の最高のコンビネーションを引き出してしまったことで、あの失点は生まれました。
彼らのコンディションはあまり良いとは思っていなかったのですが、ああいうプレーを目の当たりにして、精度の高さやチャンスを決めきれる選手だと感じました。ストライカーとしての高い能力を持っている選手とそうでない選手の差を感じました」

以上
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