薫風の5月1日。岡山の専用練習場・政田サッカー場の天然芝のコートに、倉敷市立琴浦北小学校の全校生徒1〜6年生の17人の明るい笑い声が響いた。これは倉敷市子どもセンターが発行する情報誌『パワフルキッズ』の取材の一環として行われたもので、政田サッカー場の天然芝を体験してもらう「天然芝体験事業」の1つ。子どもたちにとっては、青空の下の春の遠足だ。午前中は練習を見学し、昼は近くの公園でお弁当を食べ、再び政田サッカー場へ。今度は天然芝の上に立った。コート2面を取った広大な芝に子どもたちは寝転んだり、その友だちの足を持って引っ張って遊んだりと、見ている側のテンションまで上げてくれる喜びよう。そんな中、この遠足のプログラムの目玉となる、倉敷市出身の板野圭竜選手への質問会がスタートした。
今季、岡山に加入した板野圭竜選手は、ドリブルをしながら子どもたちの前に登場。オーラ全開の板野選手を囲んで、子どもたちからの質問が続く。
「ポジションはどこですか?」という質問に、「ディフェンダーってわかるかな? しっかり守る人です」と答える。言葉の選び方が優しい。得意なプレーを聞かれると、ヘディングをやって見せ、「ひと蹴りでどのくらい飛ばせますか?」の質問にキックを披露。また50m走のタイムを聞かれ、「6秒3」と答えた後、子どもたちと競争した。最後に「大人になるにつれ、乗り越えないといけない壁が出てくるかもしれませんが、小学生のうちに楽しさを知って、頑張ってください」とメッセージを述べた。
子どもたちは、「ヘディングがすごかった」、「どうやったら巧くなるかがわかった。粘り強くやること」と感銘を受けた様子だった。
PK戦とミニゲームを含む天然芝コートでの1時間強の「天然芝体験」は、「子どもたちが予想していた以上のリアクションを見せてくれたので、楽しんでもらえたんだと思う。昨年、練習場が完成して、こういうことができてうれしいですし、今日のような光景を見るとファジアーノ岡山は、『スポーツクラブ』なんだと改めて思います。この2面の天然コートが子どもたちにはものすごく広い場所に見えているんでしょうね」とクラブスタッフ。今後も希望があれば「天然芝体験」対応していく予定とのこと。
以上
2014.05.01 Reported by 尾原千明
J’s GOALニュース
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子どもたちの質問に答え、プレーを披露した板野圭竜選手。U−18出身で、現在はファジアーノ岡山ネクストに所属。18歳らしからぬ落ち着いた対応に、引率の先生たちからも感嘆の声が上がる
青空の下で行われた岡山の「天然芝体験事業」
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