Jリーグ開幕戦を国立競技場で戦ったてから21年。ヴェルディが現在の国立競技場で戦ったリーグ戦(サントリーチャンピオンシップ5試合含む)は、101試合を数えます。そして、102試合目となる次節・第11節が、改修前の国立競技場での最後の試合となります。ラモス瑠偉監督率いる岐阜を迎えての『東京ヴェルディ SAYONARA国立シリーズ』を前に、三浦泰年監督が自身の国立競技場の思い出を聞かせてくれました。
●三浦泰年監督
「読売クラブ時代、ヤマハ戦(当時)でカズ(三浦知良選手/横浜FC)のアシストで自分がゴールを決めたことがあるんです。たしか、カズが1年目だったと思います。カズって、国立でゴールを決めたら、“カズダンス”をやりますよね? でも、僕はあまり点を取ったことがないので、入れたはいいけど喜び方がわからなかったという…(笑)。『やべー、入れちゃった〜』みたいなね。でも、すぐにみんなが寄ってきてくれたので助かりました。やっぱり、ちょっと照れる感じがありましたね。
ほかに印象に残っているが天皇杯での優勝。Jリーグが開幕して、1996年に清水からヴェルディに戻ってきたんですけど、その後唯一優勝できたのが天皇杯で。その優勝した1996年(第76回)の天皇杯準決勝(浦和戦)、決勝(広島戦)で1点ずつ取ってるんです。先ほど言ったとおり、僕が点を取るなんて珍しいんですよ。Jリーグで250試合ぐらい出て、11点しか取ってないんですからね。その僕が、国立での2試合で1点ずつ取っている。国立で点を取るのって、やっぱ気持ちイイんですよね〜。
日本代表デビュー(アフロ・アジア選手権 vsコートジボワール戦)も国立だった。そう考えると、国立は僕にとっては本当に聖地です。もちろん、もっと国立でたくさん活躍して、華々しく知名度を上げ、富と名声を掴んだ人はいると思う。僕はちょうどJリーグ開幕の頃にプレーしていて運よくプロになれたけれど、キリンカップで何度も戦えたわけでもないし、華々しい世界の第一線を歩いてきたわけじゃない。それでも10年間プロでやれて、国立の思い出がこんなにたくさんあるのは貴重なことで、うれしいですよね。
今もロッカールームやシャワー室などは当時の面影のまま残っていて、そこがまたいいんですよね〜。僕は今の国立がすごく好きだから、本当はいつまでもこのままであってほしいなという気持ちもありますね」
サポーターの皆さん1人1人にもきっと、「国立競技場」に様々な思い出があることでしょう。2014年5月3日を、その最後の1ページに加えてみてはいかがでしょうか。
以上
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◆5月3日(土)J2 第11節 東京V vs 岐阜(14:00KICK OFF/国立)
2014.05.01 Reported by 上岡真里江
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