新潟はリーグ戦7試合、神戸は5試合負けなしの好調同士の対戦。勝点は7位の新潟が16、2位の神戸が18とその差は2。序盤戦とはいえ、どちらも上位争いをする上で勝点3がほしい一戦だ。
新潟の好調を支えている1人がMF成岡翔。ここまでボランチ、サイドハーフとして中盤の要になっている。開幕から第8節広島戦まではボランチで先発。レオ・シルバとのコンビで攻守のバランスを取りながら、要所で正確なパスを出して起点になってきた。前節徳島戦ではサイドハーフに入り、より攻撃的に。フィールドを幅広く使いゲームメークをした。第3節鹿島戦では川又堅碁、徳島戦では鈴木武蔵の先制点をアシストしている。
派手さはないが、大事な局面で仕事をする職人。「チームとしてやろうとしていることが、試合に出てきた」と手応えを感じている。徳島戦の鈴木のゴールは、ワンタッチでペナルティーエリア内のスペースに出し、鈴木を走らせたもの。「ワンタッチは相手を崩す上で有効。そのタイミングで武蔵が動き直してくれた」。今季の新潟は、細かくボールをつなぎ、狭いスペースでも裏を突く形を作ろうとしている。「やり続けて、体に染みこませなければならない」(成岡)というプレーで得点できたことは、1つの自信になった。
今節の神戸戦はアウェイの徳島戦から中2日。疲労が懸念される。「僕はそんなに動いていないので、大丈夫ですよ」と笑う。出場時間は前節こそ63分だったが、それ以外はフル出場が5試合で、80分以上が3試合。昨年の同時期はフル出場が3試合、80分以上が2試合。ピッチに立っている時間は長くなった。課題のフィジカルのアップに成功し、交代浴やマッサージなど、入念になケアでコンディションを整え続けてきた成果だ。
「うちがやることは変わらない。神戸は前に速い選手がそろっている。でも、どんなチームかはやってみないと分からないので」。慎重な言い回しの中に、自信をのぞかせた。
その神戸は前節、C大阪と2-2で引き分けた。連勝が4で止まり、得失点差で首位の座を鹿島に明け渡したが、好調ぶりは変わらない。
前節でも得点したペドロ・ジュニオール、マルキーニョスはともに6得点で、得点ランキング2位タイ。小川慶治朗、チョン ウヨンらとの連動で分厚い攻撃を見せる。ここまでの9試合すべてで得点し、5勝のうち、先制が3試合、逆転が2試合と、どういう展開になってもゴールを奪う力がある。
新潟も前線からボールを奪いに行く守備と、縦を突く攻撃が軸。同時に、失点は新潟が6、神戸が8とどちらも固い。積極的にゴールを狙う展開の中、決定的な場面で決められるかどうかが、より大きく勝敗に影響する。
以上
2014.04.28 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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