●渡邉晋監督（仙台）：

「前半の立ち上がりから45分間に関しては、清水の好調さやアウェイでの戦いというところで、守備から入ろうと確認してゲームに入りました。その中で、守備のオーガナイズというところは整えられていたと思いますし、その中からの攻撃といった部分でも、いくつかチャンスを作り出せていたと思います。後半は、少し相手も落ちるというところで仕掛けの部分を持とうという話をしていたんですが、そこで逆に相手が少しパワーを持って出てきたところで、マークのズレというところもあり失点してしまったのは、非常に悔しい部分ではあります。
最後は、1点を取りに行きながらも、大きくバランスは崩さずに、その中で何とか同点ゴールを、というところに選手はトライしてくれましたが、結果的に負けてしまったことは非常に悔しく思っています」

Q：試合直前に交代した鎌田選手の状態と、彼に代わる選手として佐々木選手を起用した意図は？
「鎌田は昨日のトレーニングで少し打撲をしていました。今朝ホテルでチェックをしたときには、やれるだろうと判断してウォーミングアップの準備をしていました。しかし、アップのところで本人も少し厳しいということもあったので、5連戦も控えていますし急きょ交代ということを判断しました。
その代わりに佐々木勇人を入れたことに関しては、もし鎌田がダメなときのプランの1つでしたが、角田と梁を1つずつ下げて、アタッカーのところで……佐々木も好調を維持していますし、それを存分に出してくれればという期待を込めて起用しました」

Q：前半は仙台のペースだったと思いますが、その中であえて足りなかったところを挙げるとすれば？
「0-0で推移していこうという狙いからすれば、前半は大方ゲームプラン通りに進められたと思います。ただ攻撃のところで、立ち上がりは少し背後を取るボールと動き出しが少なかったので、もう少し早めにあれができれば、相手を押し込んだ状況でできたかなというのは感じました。でも、前半の途中からは、そういったところも積極的に選手もやってくれていたので、45分に関しては良いものがあったのかなと感じています」

Q：シュートにつながるラストパス、クロスの精度が低いなという印象があるんですが、監督はどのように見ていますか？
「その精度もそうですし、最後のフィニッシュの精度もそうですし、やはりその質を上げていかなければいけないなというところは強く感じています。ラストパスも、出し手だけの問題ではないかもしれないですし、受け手のところのアクションももっともっと豊富になってくれば、より増えた選択肢の中で出し手が判断できる状況を作れるのかなというところも合わせて感じています」

以上