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【J1:第8節 G大阪 vs 大宮】プレビュー:下位に低迷する両者。『攻撃』に光を見出せるかが勝利のカギ。(14.04.19)

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ヤマザキナビスコカップ第3節の戦いから中2日で迎えるJ1リーグ第8節。ガンバ大阪はホーム・万博記念競技場にて大宮アルディージャと対戦する。リーグ戦ではG大阪が1勝3分3敗と15位、大宮が2勝1分4敗で14位と、下位に低迷する両者。G大阪は新潟戦以来5試合、大宮は仙台戦以来3試合、白星から遠ざかっているが、この一戦で浮上のきっかけを掴む『白星』を挙げられるのかに注目したい。

G大阪は約43,000人を集めた2年ぶりの『大阪ダービー』を引き分けた後、メンバーを大幅に入れ替えて臨んだナビスコカップ第3節の鳥栖戦を0−2と快勝。『攻撃』の停滞が否めない状況が続く中、C大阪戦と同じく2ゴールを挙げて勝利を引き寄せた。その一戦から中2日の今節は、おそらくMF遠藤保仁やDF今野泰幸、DF岩下敬輔やMF阿部浩之といったここまでのリーグ戦を主軸として戦ってきた選手をピッチに送り込むはずだが、苦しい状況の中メンバーは違えど、少しずつ得点が取れるようになってきたこと、また何より遠ざかっていた白星を挙げられたことは、チームに弾みをつける材料になる。長谷川健太監督も手応えを語っている。
「鳥栖戦の最後、選手の足がつるかなと思ったりもしましたが、最後まで若さで押し切ってくれたことは、今のチームにとって非常に大きな力になる。」

しかも、その鳥栖戦で若い選手が示したフレッシュな動きは、試合に出ていない選手にとって刺激であり、ヒントになった部分もあるはずだ。特に1点目、MF大森晃太郎がゴールを挙げたシーンではユース所属のFW高木彰人が背後をとることから攻撃チャンスを見出したが、G大阪が今、増やさなければいけないのは、そうした背後を積極的に突いた『縦』への動き。というのも、現在の攻撃力の停滞は、相手の守備を切り崩していくような前線の動きが少ないことが原因の1つに挙げられるからだ。つまり、これまでのG大阪らしくパスを繋いでボールは動かしていても、それが相手のDFラインの前で横に、横に繋がっているだけで、そこから縦に鋭く切れ込んでいく選手も、動きも少ないため結果的に、相手の守備ブロックを崩すには至っていない=得点チャンスをなかなか作り出せないという現状がある。ただし、裏を返せば、そうしたシーンを増やすことさえできれば、ボール保持やパスの精度には相変わらずの安定感があるG大阪だからこそ、より多くの得点シーンを作り出すことは可能なはず。そのあたりを意識した攻撃が大宮戦でも展開されれば、かつ、少しずつ高まりつつある攻撃の勢いがホームの地でより花開けば、リーグ戦での今季初白星をサポーターにプレゼントできるに違いない。
「セレッソ戦は勢いのある攻撃もできていたし、前への意識も強くなった。パスの出し手も受け手も、相手をみながら回すところは回すという使い分けもできていた。これを継続してやれれば勝てる(MF阿部浩之)」

対する大宮は、一時は大量得点で勝利を引き寄せる戦いを展開していたものの、リーグ戦ではここ2試合続けて完封負け。2トップを構成していたFWズラタン、FWラドンチッチの連携にもやや陰りがみられ、第7節の清水戦では今季初めてFWラドンチッチを先発から外しFW長谷川悠を先発に抜擢するなど、メンバーを入れ替える荒療治に出た。だが、結果は0−2と再び完封負け。第6節の神戸戦と同様に縦パスの数も、縦への突破の回数も少なく、G大阪と同じく相手の守備を切り崩す攻撃が仕掛け切れていなかったという印象だ。そのあたりをいかに修正できるかが現状を打開するカギになることだろう。
「みんなの共通意識でスピードを上げていかないと、一定の速度で回していても崩せない。もっとリズムの変化やパスの長さや距離感で変化をつけていきたい(MF橋本晃司)」

注目は昨年夏までG大阪に在籍していたMF家長昭博。G大阪のサッカーを熟知した上で、圧倒的な技術を駆使して攻撃を操る彼が輝けば大宮の攻撃は間違いなく加速する。アカデミー時代から慣れ親しんだ万博の地で、どんなパフォーマンスを魅せるのかが楽しみだ。

以上

2014.04.18 Reported by 高村美砂
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