新潟はリーグ戦5試合負けなしの好調さを、予選グループで首位に立つヤマザキナビスコカップにも持ち込む。勢い付くチームの中でも上昇株はFW鈴木武蔵だ。リーグ戦では4試合連続スタメン出場中。今季のゴールは、ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第1節の徳島戦での2点のみだが、プレーの精度は日増しに高まっている。ホームでの初ゴールを決めることで、チームにも自身にも弾みをつける。
甲府はリーグ戦2連敗と失速気味だが、ここで勝点3奪えばグループ首位の可能性もある。それをリーグ戦にもつなげたい。
リーグ戦第7節・鹿島戦の翌日、クールダウンをする鈴木武蔵と川又堅碁を柳下正明監督が呼び止めた。「2人の距離感は良くなっている。続けて行こう」。指揮官のアドバイスは、さらに鈴木に向けて続けられた。「シュートの時、体がゴールに向いていれば決まるし、向いてないと外れる」。ゴールを奪うための、より具体的な言葉に鈴木のイメージが沸いた。
「堅碁君とは、特に話しているわけではないです。自分は裏に抜けることを意識しているくらいです」。自然と成り立っているエースとの関係に、自身の好調さを密かに感じている。甲府戦もスタメン出場になれば、ヤマザキナビスコカップでは3戦連続になる。予選リーグ第1節の徳島戦では2得点。ただ、その後はゴールから遠ざかっている。しかも、ホームでの得点はプロ入り初得点を決めた2012年6月のヤマザキナビスコカップ予選リーグ第7節・大宮戦までさかのぼる。「ホームで決めたい」という思いは強い。
プロ入り3年目、U-21日本代表でも主軸として活躍する大器は、チームでも主力になりつつある。リーグ戦では第4節・鳥栖戦からスタメンに名を連ねる。抜群のスピードを生かしたドリブル、裏への抜け出し。それを90分間続けるパワーとスタミナもある。
プラスしたいのはシュートの精度。決定的な場面を外すシーンが開幕から多い。もっとも、それだけチャンスに絡んでいることも確か。「監督のアドバイスを意識して、きっちりゴールを奪いたい」。結果を残すことが何よりの成長材料。それがホームでのものなら、勢いは倍加する。
甲府はリーグ戦前節、鳥栖にロングボールから裏を取られて2失点。守備を固めた中からチャンスをうかがい、後半はバイタルエリアでのプレーも増えたが得点には至らなかった。
もっとも、新潟戦に関しては昨年から負けてはいない。昨年のリーグ戦2試合、そして今季の第3節といずれも1−1のドロー。先制されても追い付き、逆にリードしても終盤に失点する展開だ。
両サイドが下がってしっかりとブロックを作ることで、新潟の分厚い攻撃を防ぐ。攻撃では、今季の対戦では盛田剛平へボールを集めてからの形が効を奏した。今回の対戦は、リーグ戦から多少のメンバー変更があったとしても、堅守と前線に起点を作る形は変わらない。好調な新潟から勝点3を奪えば、リーグ戦への手応えにもなる。
新潟も、いい流れを切らさなために勝点3が欲しい。連戦のさなか、どちらも勢いを付け、先につなげる戦いを目指す。
以上
2014.04.15 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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