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【J2:第7節 福岡 vs 長崎】高木琢也監督(長崎)記者会見コメント(14.04.13)

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●高木琢也監督(長崎):
「九州ダービーという位置づけの中で、アビスパさんという非常にアグレッシブで、なおかつ結果も出ているチームと、もちろん我々もいい状況の中で戦えるという状態で、この試合を迎えられたということは、非常にいいタイミングだったと思いますし、その結果が、こういう形で表れたということに関して、我々にとっては非常に大きな財産になったと感じています。そして、サポーターの方々が非常に天候の悪い中で応援してくださったことが、非常に我々の力になっていました。今日のミーティングで、九州ダービーというイベント的な戦いに関して、サポーターにいい贈り物ができるように頑張ろう、サポーターのために戦おうという話をしていたのですが、それを遂行できたことに関して、非常に選手たちに感謝しています。
ただ、その一方で、僕自身もかなり熱くなったシーンがたくさんありましたが、そういう意味では、Jリーグの理念にのっとったゲームが今日できたのか、日本サッカー協会の理念にのっとったゲームが、今日できたのかというところで、我々にも非常に反省点があります。選手たちには絶対にラフプレーはしないように、絶対にカードをもらわない、最後までフェアプレーをしようということを伝えていました。時には後ろから足が出てしまうこともあり、それは我々も、もちろん反省しなければいけない点です。せっかく、こういう九州ダービーという大きな位置づけで戦える中で、果たして、こういう内容で良かったのかというと、僕の中では非常にクエスチョンですし、エクスキューズがたくさんあります。それに対しては、我々、そしてアビスパ福岡さん、レフェリー、サポーターやファンの皆さんの中で戦わなければいけない中で話せば、この内容に関しては、直接、レフェリーと我々、選手たち、そしてアビスパさんに大きな関わりがあると思います。我々はもちろん、レフェリーもそうですし、アビスパさんもそうですけれども、ゲームをコントロールしておけば、もっと面白いゲームができたかも知れない、僕は、そういう風に思っています。僕が、なぜこのような話をしているかというと、非常にもったいないことを、我々もそうですし、アビスパさんもやっているなと。そこには、ひとつの理由としてレフェリーのジャッジングのコントロールというのが非常にあったのかなと思います。ただし、周りを責めるのではなく、我々も十分に反省して、僕自身も熱くなったシーンがあったことを反省して、今後、やはり九州ダービーというものが、もっと、もっといいゲームになるように努力し、そして、常に子どもたちの手本になるようなプレーを心掛けていきたいと思います」

Q:今日のゲームは荒れたような展開が前半はありました。その中で選手たちは冷静に戦っていたように思います。選手たちのメンタルについて、監督はどのようにお考えでしょうか?
「メンタリティの問題よりも、こういう九州ダービーという試合で、我々はアウェイですから、多少、相手が激しく来ると言うのは想定していましたけれど、本当にそれを上手くかいくぐるような選手たちのタクティクスというか、戦術的な面も含めて、非常によく準備をしてこの試合に臨んだ結果が、こういう形で出てきたのだと思います。またアビスパさんのメンバーに関しても手を加えられていて、多分、このメンバーでやるのは初めてだったと思いますが、それでも選手たちが相手を観察して、アビスパさんのウイークなポイントになるようなプレーを理解して実行したことで、結果として5点入ったということです。後半に関しては、もう少し改善すべきところがあったので、もったいなかったとは思いますが、この状態の中で、選手たちはファイトして、クリーンにプレーをしてくれたということで、僕は非常に満足しています」

Q:試合前に自分たちの形をいかに出せるのかとおっしゃっていましたが、練習通りのプレーを出した選手たちについて、どのように思われますか?
「結論から言えば非常に満足しています。先週の北九州戦で、あまり良いパフォーマンスができなかったということで、反省というか、少し自分たちの中で意識を変えてトレーニングをやってくれたおかげが、この結果のすべてだと思いますので、彼らに対する評価という点では満足しています。そして、今日は前田を最終ラインに置きましたが、僕自身の中で新しい発見があったというか、彼のプレーに関しても満足していますし、前田をあのポジションで使うことで起こりうるサッカーというものも見ることができて、その部分は僕自身も楽しめたので非常に良かったと思います」

Q:その前田選手を起用した理由を教えてください。
「シーズンオフ、プレシーズンと非常にいいプレーを継続してくれていました。サイドとかに仕掛ける選手がたくさんいる中で、1対1の強さは彼の持ち味ですし、そこから、ダイアゴナルのボールを何度か蹴ったりというシーンもありました。そういう技術面も含めて彼を起用したというのは、僕自身正しかったと思います」

Q:選手はあまり出来が良くなかったというお話がありましたが、今週は、どのような形でリセットされたのでしょうか?
「何人かの選手には個別に話をしましたし、チームとして選手たちに話もして、もう一度、自分が目指すサッカーは何かを伝えた中で、選手たちのちょっとした意識の変化で、休み明けから非常にアグレッシブに取り組んでくれたということです。ですから、特に僕が何かをしたわけではなく、黒木も入ったので、改めて、我々はこういうサッカーをしていくんだよということを伝えただけです」

以上
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