横浜ＦＣのＪ２日記にも関わらず対戦相手の話題を３年連続で取り上げることになるのですが、今季もあのキャラクターがニッパツ三ツ沢球技場にやってきました。４月５日に行われた第６節・熊本戦で、くまモンが登場。フリ丸とともに来場者をお迎えしたり、熊本物産展で大活躍していました（写真１）。

さて、昨季のＪ２日記では、スタンドに「くまモンズ」が登場した話を取り上げました。その時、「くまモンズ」は増殖していくのではないかという予想を書かせていただいたのですが、ありがたいことにその日記に反響があったようで、確かに「くまモンズ」は増殖しているという話を風の便りでは耳にしていました。そこで、今回の熊本戦でもJ's GOAL熊本担当の井芹さんと連絡を取りながら、増殖する「くまモンズ」に直撃。
今回は天気が悪かったということもあり、試合前にゴール裏で選手名のコールに参加している「くまモンズ」は２体だけ（写真２）。昨季からは倍増にとどまっていましたが、熊本側の応援席をよく見ると、「くまモン化未遂」が１体いて、３倍増を果たしていたことは確認できました。

さらに、インタビューにも成功。そのお話によりますと、関東にいる熊本サポーターのくまモン化は、少なくとも５体は確認されているとのこと。地元・熊本では、その数は数え切れないほどだそうです。
試合は、３年連続でくまモン（本物）をニッパ球に送り込んだ執念が実り、熊本の勝利に終わりました。インタビュー中も、なかなか「くまモンズ」の表情が変わらないので正確にはわからないのですが、声の感じ（ニッパ球ゴール裏のくまモン＝「くまモンズ」は確かにしゃべりました！）では、くまモンの特長を活かして応援できることの楽しさがゆるーく伝わってきました。

群馬ゴール裏の湯もみ娘など、地域の特長を出したサポーティングは「Ｊリーグ百年構想」をまさに具現化したもの。そして、その結果としてアウェイで勝点を持ち帰ることができたら最高でしょう。横浜ＦＣ担当としては、ホームでの敗戦は何よりも悔しい結果ですが、一方でアウェイサポーターも含めた盛り上がりで、ファイトする試合になったのも確かです。このような流れがさらに広がっていくことが大事だと改めて感じました。

以上

2014.04.10 Reported by 松尾真一郎