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【J2:第6節 札幌 vs 松本】反町康治監督(松本)記者会見コメント(14.04.05)

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●反町康治監督(松本):
「たくさんのサポーターが声を張り上げて応援をしていただいて感謝しております。
前節の悔しい敗戦をもとにここまでやって来て、それが良い薬になったのかどうかという意味では、まだまだ少し薬になっていなかったのかも知れません。その意味では残念です。ハーフタイムに言ったんですけど、前半は非常にリズム的には良かったので、それを後半に出せるかという感じでしたが、後半はお互いにあまりしまりのなかったゲームだったかなと思います。怪我の功名というのは良くあるんですが、相手の都倉(賢)が良かったのはうちが悪かったのか、に尽きますけども、タレント的にはまだまだJFLから上がってきた選手も多く、J1級の選手と対峙した場合、力負けすることを痛感させられたゲームでした。ただ、それが我々の現在地なので、順位は落としたと思いますが、そこから這いつくばっていかないといけない。ある意味早めに現在地を知らされたという意味でしっかり反省して次に生かしていきたいと思います。次もまたアウェイでの試合で、これからは上位との対戦が多くなるかと思いますが、ファイティングポーズをとってやっていきたいと思います」

Q:前半30分過ぎから相手のペースになった要因は?
「多分札幌の監督さんは『最初の30分をしのげば何とかとなる』とここで会見すると思います。まさにそうで、その時に我々は決めきれるかどうかということですね。我々はそこでリズムは良くて、最後は、というところは正直あります。サッカーでは90分間ずっと良いリズムでやるというのは、バイエルンとかスペイン代表でない限り、必ず難しい時間帯があるのでそこでしっかりプレー出来るかですけど、残念ながらまだ出来ていない。今日はそれが露呈したゲームだったと思います。とは言っても90分ハイペースでやるという前提でチームを作ってきたので、そういう時間帯でももう少しお互いに連携を取りながらやっていかないといけないと感じています。反省材料にしたいという前向きなコメントをしますけども、まさにそうであって、次の試合がより大事になってくると思います」
Q:失点場面の村山(智彦)選手と多々良(敦斗)選手の連携を振り返っていかがでしたか?
「同じ大学卒業なんですけど、大学時代に一度も一緒に酒を飲んでいないのかも知れません(苦笑)。連携が良くないというか対処が良くないというか色々なことがあると思いますが、例えば札幌のGKの守備範囲の広さと比べると、守備範囲が狭いというのは正直あると思います。うちはアグレッシブなスタイルなのでGKも同様にアグレッシブを貫かないといけない。その意味では腰が引けたところはあったと思います」

Q:前線の選手の距離間はどうでしたか?
「塩沢(勝吾)はもともとボールコントロールが出来ない選手ですから、なるべく早く近くの選手がサポートしなければいけないのはあります。試合に負けるとどうしてもネガティブな質問が来ますが、我々は個人の良さを生かしてやりたいというのがあって、塩沢の頑張れるところを周りも上手く生かしてやっていきたいと思いますからね。それがダメだから全部リセットしてやるわけにはいかないし、僕は距離間が悪いとはあまり感じませんでした。ダメだったら全部ダメではなく、良いところは充分ある。そこを次の試合に生かされるかですね。選手も今日はかなり落胆していると思うので、ポジティブにとらえて週明けからやっていきたいと思います」

Q:試合後半を振り返っていかがでしたか?
「向こうは足が止まりかけていたんですが、点を取ったことによって復活しました。サッカーはそういうスポーツなんですよね。点が入ることで集中力が保たれる。それがこっちに転がっていればもしかしたら我々の方に2点目、3点目という試合だったかもしれません。逆に言うと、モチベーションがアップした。特に最終ラインのパウロン選手と奈良選手はどうしてもゼロに抑えないといけないと引き締め直しましたよね。我々は逆にやられたことでふらついちゃって何をしていいのか分からないと自信を失っていった。そういうところがまだまだ弱いところで、サッカーは上手く行かないことが多いわけですから、そういう時に精神的に充実した形をつくってやれればいいと思います」

Q:棗(佑喜)選手が今季初出場を果たしましたが?
「まだ短い時間で何とも言えませんが、100%では正直ないと思います。ただ我々は今前の方に怪我人も多く、塩沢は最初からハイペースでやっていて90分持たないところまでやっているので、その時に棗が入ることによってまた新たなエネルギーを作ってもらいたいなと思っています。ああいうふうに長いボールでやった場合、良さも生きるけど逆に言うと難しさもあるので評価は難しいと思います。ただひとつ出たことによって彼にもリズム出来たと思いますし、次の相手(栃木)は彼も所属していたチームなので、良い準備をしてチャンスを与えていきたいと思います。明日の練習試合も見て、考えたいと思います。“上々のデビュー”とポジティブに書いておいてください」

Q:相手の前線が内村(圭宏)選手から都倉(賢)選手に代わりましたが、その影響は?「タイプ的に違いますからね。まず、都倉選手が出てきたことによってチョンソンフン選手は出てこないと思いました。つまり大きい選手を揃えていると機動力はあまりないですよね。どちらかと内村はスペースランナーですからね。サイドでボールを貰ってチャンスを作る、都倉選手はどちらかと言うと単純に真ん中で受けて、はたく。全く対照的な選手ですけど、それをチームメイトも良く分かっていて、カウンターは効かないけど彼のキープ力やクロスに入る力を生かそうという流れになっていましたよね。だから、うちも対処は少し変わりましたよね。ハーフタイムにも少し言いましたけど、カウンターのパワーは少し無くなったけども、中央で起点という意味では嫌な存在であったことは間違いないですね」

以上
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