●アフシンゴトビ監督（清水）：
「勝利に対して本当にうれしく思っていますし、この試合に向けて無失点でいこうと望んで戦いました。多くの時間、組織がしっかりと作れていて、ガンバの決定機というのを防ぐことができていたと思います。みなさんもご存じのようにガンバの中盤には非常に才能のある選手が多くいます。良いコンビネーションからチャンスを作って、しっかりと決めきれましたし、リードしたままハーフタイムを迎えることができたのは良かったと思います。後半に入って、サッカーをやろうとしてそれができたところもありましたが、まだ下がってしまうところもあったと思います。やはりラインを高く保つこと、自分たちのサッカーを続けることをしっかりと学んでいかなければいけません。そうしなければ、相手にどんどん押し込まれてしまいます。相手に試合をコントロールさせないようにしなければいけません。
本当に風が強く、雨が降る中の試合でしたが、ファンにとってもうれしい結果になったと思います。彼らは本当にホームでもアウェイでもいつも応援してくれています。ファンの皆さんに喜んでもらうことができて、うれしく思っています」

Ｑ：今日はヤコヴィッチ選手を右サイドバックで起用しましたが、その意図と評価を？
「まず守備を強固にしたいと考えていて、彼の経験やクオリティがあれば、それができると考えました。日本に来て初めてあのポジションをやったわけですが、非常によくやれていたと思います。彼自身もこれからまだまだ伸びていくと思いますし、伸びなければいけないと思います。それによって彼はあのポジションでも戦えるようになっていくと思います」

Ｑ：守備の組織がかなり安定してきたと思いますが、どういう部分が良くなってきましたか？
「選手たちも気づいたと思いますが、F東京戦の前半にあれだけ良い攻撃的なサッカーができても、守備のオーガナイズがしっかりと作れていなくて簡単な失点をしてしまうと、結果は出ません。今日から4月の戦いが始まり、まず失点をしないということに取り組んできました。そうしたことを意識すると、たまに我々がやりたい攻撃的で美しいサッカーが出せなくなることがあるかもしれません。しかし、守備がそうした形で安定してくれば、この先の試合でまた攻撃の部分もできるようになってくると思います」

Ｑ：長沢選手が、これで公式戦4試合連続ゴールになります。それも含めて今日の評価は？
「練習を見ていてもわかりますし、彼が戻ってきてから一緒にやってきて感じるのは、彼は非常に賢い選手だということです。素晴らしい姿勢で練習に臨んでいますし、チームのために働こうとする選手です。毎週毎週彼は成長しているし、空中戦でのクオリティを見せてくれて、ヘディングでも点を取れています。前の試合では、足下でボールを扱えるということも見せてくれました。そして今日は、彼がDFラインの裏に抜け出す賢さを見せくれました。彼がここまでうまくやれていることは本当にうれしく思っていますし、本当に良い意味の驚きだと思っています。
それともうひとつ六平のことも話しておく必要があると思います。今日は彼がピッチ上のベストプレイヤーだったと思います。それは皆さんもお気づきだったと思います」

以上