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【J2:第5節 群馬 vs 富山】秋葉忠宏監督(群馬)記者会見コメント(14.03.30)

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●秋葉忠宏監督(群馬):

「雨の中、来ていただいたサポーターに感謝しています。
選手たちは前節の栃木との北関東ダービーで0−3というメンタル的にもダメージの大きな負けから、1週間かけてよい準備をしてくれた。出場メンバーだけではなく、サブ・登録外も含めて、一丸になって1週間すばらしいトレーニングをし、2−0の勝利という結果を引き出した。選手に感謝している。よく立て直してくれた。そしてホームで負けないという結果を引き出してくれたことに成長を感じます。
昨年はスリッピーな雨の中でのゲームで1つも勝てなかった。しっかり勝ち切り、またあれだけ相手のCKが多かった中でも最後まで弾き返し続けて我慢すべきところを我慢してチャンスをものにした。本当にたくましくなったなというのが感想です。しかし、歩みを止めるわけにはいけない。今後もっともっと成長できるようにしたい。結果を出すことで選手もサポーターも成長を実感できると思う。成長や進化は結果を出すことによってはじめて、より深く強い自信になると思う。
雨の中ではあったが、もっと多くのサポーターに来ていただけるようになれば…。多くの人に足を運んでいただき、このすばらしい選手の頑張り、すばらしいゲーム、大型ビジョンができてすばらしくなったスタジアムの雰囲気を感じてもらいたい。群馬が1つになる、盛り上がる象徴になっていきたい。地域に愛され、地域を愛するクラブになっていきたい」

Q:青木選手を先発起用した狙いは。
「降雨が予想されており、セットプレーが多くなる。前節、うちはセットプレーから失点していた。富山も7失点中6点がセットプレー絡み。迷ったがすべてを考慮して、セットプレーで点を取って、取られないようにするため(青木)孝太の良さを生かそうとした。彼は初スタメンで結果を出してくれた。よい準備をし、周りもよいサポートをした証拠だと思う」

Q:前節の負けから、どうやってメンタルを立て直したのか。
「球際、ファイトするところで負けたらサッカーにならない。栃木戦の映像を見せ、球際、1対1でボールがこぼれていたところ、ルーズボールへの反応などを指摘した。十分に自分たちの時間帯があったにもかかわらず、いらいらして自滅したことも指摘した。トレーニングでも、練習環境などの影響でいらいらしがちであるけれど、セルフコントロールすること、周りが声を出すこと、失点しても声を出そうとも言った。周りにリズムがおかしくなっている選手がいるなら、そういう選手を出さないようにみんなで盛り上げてゲームを進めていこうと。今週は毎日のように話してきた。よく実践し、ポジティブな声掛けをしていた」

Q:前半はボールを持ちながらもシュートまで行けなかった。後半から攻撃が活性化した理由は。
「前半はボールを持てたことで、奪ってからのスピードがなかった。カウンターなりダイレクトプレーなりで、まずはゴールを目指さなければならないところで、安全に保持しようとしすぎた。動かしてもトップにボールが入らない、トップが裏に出ていかないというじり貧の状態があった。しかし、前半は相手の足を奪うためにある程度はボールを動かしなさいと言っている。強いチームは最後の10分、15分で相手の足を止めて仕留めことができる。最後まで我慢して前半よく動かしたと思う。後半になれば相手の中盤の3枚がスライドし切れなくなるとは伝えていて、まず奪ってスピードを上げようにと指示した。できなかった時にはじめてスピードダウンしてボールを動かそうと。その順番は間違いないようにと。よく理解して実践してくれた。
前半にボールを動かしていたのが効いてきて相手のスライドが間に合わなくなり、サイドバックを引き出せるようになってきたので、そこで2トップに元気な選手を入れて機動力を出していこうとした。ある程度ゲームプラン通りにできたので、それらが複合的に重なって後半はより速さや怖さが出たのだと思う」

Q:我慢したディフェンスの評価は。
「すごく集中していた。45分間だけでなく、栃木戦では60分ぐらいしかもたなかったのを、しっかり90分にわたり集中できていた。リスク管理がすばらしかったと思う。栃木戦の1失点目はそれが甘かった。反省してトレーニングしたからだ。1対1や球際で粘り強くやった。前半は少し軽いシーンもあったが、後半は最後まで粘り強く、体をぶつけ、相手にストレスを掛け続けた。DFラインだけではなく前線からやってくれた。11人でやってくれたことが無失点で終われた要因だと思う」

Q:本日もクラブ支援のための募金活動が行われていた。それについて、思うところを聞かせてほしい。
「感謝のひとことです。群馬にあるプロサッカークラブをなんとか存続させようと多くの方が動いていることに感謝している。選手たちにもそれはいつも伝えている。富士スバルさまから支援募金を受け取る際には、キャプテンの平繁を連れていった。上毛新聞さんでも協力していただいている。行政、スポンサー、小中高校生までもが協力してくれている。この火を灯し続けなければならない。群馬県がより盛り上がっていく、サッカーを通して夢や元気を伝え、群馬が1つになるために役に立てるようになりたいと思っている」

Q:ケガ人が多いにもかかわらず、開幕5戦は3勝2敗だった。どう評価するか。
「もちろん全勝が目標だったが、2つ負けたことよりも勝ち切ったことを評価している。ドローは勝点1だが勝てば3取れる。4分よりも2勝2敗のほうが勝点は取れる。いつも選手には勝ち切ろう、と話している。3つ勝てたことを評価している。成長、進歩だと思う。このメンタリティー、姿勢を忘れずに、残り試合もドローではなくなんとか勝ち切れるようにしたい。僕の采配も含めてリスクを負ってでも勝点3を取りに行きたいと思う」

以上
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