●グラハムアーノルド監督(仙台):
(会見前に)「皆さん、何でそんなに後ろに座っているのですか? 僕のことが怖いから(笑)?もう少し前に来ていただけるとありがたいです(笑)」
「勝てなかったことについては落胆しています。しかしプレーを総括すると、2戦勝てるようなプレーができたと思います。全体的に、改善と進歩がみられました。ディフェンスも強くいけたと思います。実際に、相手のシュートの数もそれほど多くなかったので、そこはポジティブにとらえていきたいと思います」
Q:勝利こそなりませんでしたが、勝点1を取れたということについてはどう思われますか?
「やはり勝点1を取れたことは、非常にポジティブにとらえています。勝点3を取れなかったことは非常に残念ですが。実際にも勝点3は取れた試合だったと思いますが、よく見ていただければわかるのですが、非常に大きい変化がこのクラブに訪れています。前の手倉森誠監督が勇退されて、6年間を指揮を執られた後に私が外国から入ったわけです。でも、彼らは練習場でもみんな毎日ハードワークをしていますし、すべてのやっていることがだんだん良くなっています。
ですので、しっかりと、このような、ボールをキープしながらプレーできれば、もっと結果は伴ってくると思います。
今日のゲームでも、G大阪といういいチームを相手に、主導権は握れたと思います。しっかりとそこで、自分たちが作っていたチャンスというものを、そこで生かす。そこで得点できれば、全体像は変わってくるわけです。
しかし、パスやフィニッシュまでをしっかりやっていて、アタッキングサードに入ったときにどのようにプレーするのかを、これからもっとやっていきたいと思います」
Q:前半は(仙台の)左サイドに相手の選手が多く入ってきましたが、後半は逆に押しこむ場面が増えました。ハーフタイムにどういった指示を出されたのでしょうか?
「今週の水曜日にビルドアップをやっていたのですが、前半にやってみたところ、ちょっと我慢が足りなかったのかな、と。真ん中にこだわりすぎて、真ん中にボールを入れた時点で失ってしまった、という場面があったので。
ハーフタイムには『サイドのスペースを使え』という指示を出して、ボールをまず回し、相手を揺さぶったところで、突いたスペースを生かすというような指示はしました」
Q:今季初の無失点で、前節と比べても決定的なシュートを打たれていませんが、守備で良かったのはどの部分でしょうか?
「ディフェンスでは強いということが、ここまで証明できています。(前々節の)新潟戦も、(前節の)鹿島戦も。セットプレーから失点をしているので、そこは良くしていかなければいけません。
今日のような試合で無失点で終わることができたのは、非常にいいことです。なぜかというと、無失点で終わることによって、選手に自信がつくからです。
実際にコンパクトにディフェンスができていますし、ディフェンスラインも統率がとれています。ですので、この3試合で関が非常に重要なセーブをした場面というものは、1、2場面しか、正直な話、覚えていません」
Q:あと1点、というところでしたが、このままのやり方を続けていくのか、それとも何か変化を加えていくのでしょうか?
「最大の懸念となるのは、チャンスを作れないことです。実際にはチャンスを作れていたのですが、そこで得点ができていないことが今の課題です。そこでチャンスを作り、得点をするクォリティを持った選手がいるわけですから、今のようにしっかり続けていければ、自ずとそれは付いてくると思います」
以上
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