２０１４年シーズンの開幕を迎え、長崎サポーターがバックスタンドからゴール裏に大移動した。その理由はバックスタンド席の値上げ（笑）

今季から、文字どおり選手たちを背中から後押しすることになったウルトラ長崎の坂本雄二代表は「お客さまに、ここ（ゴール裏）に来たらおもしろいんだということをどんどん発信していきます！これからはみんなでゴール裏を盛り上げていきたい」と話す。

群馬との開幕戦では、２点目のゴールを決めた新加入の野田紘史選手がさっそくゴール裏のサポーターに駆け寄るシーンが見られた。
坂本さんは「サポーターにとって、得点後に選手が駆けてきてくれることほどうれしいことはない。一緒に戦っているという気持ちをくんでもらえたと感じる瞬間。だから、自分が監督なら、選手には最初にゴール後の喜び方を練習させる」と笑う。
この日、野田選手はサポーターが選ぶマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、高級和牛がゴール裏席からプレゼントされたようだ。「これからもゴールを決めたらサポーターのところに行くか？」との問いには「いやあ、あとでサブのメンバーから『なんで俺たちのところに来ないんだ（笑）』と言われたんですよ。だからバランスを見ながらですね（笑）」とのこと。　

たった１年でスタジアムは変わる―。
チームとサポーターの新しいコミュニケーションが今、ゴール裏から始まろうとしている。その興奮と感動を、ぜひともスタジアムで。

以上

2014.03.12 Reported by 植木修平