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【NEXT GENERATION MATCH U―18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜】プレビュー:Jリーガー、日本代表の登竜門となっている大一番。逸材たちの“国立最蹴章”を見逃すな。(14.02.21)

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2月22日(土)NEXT GENERATION MATCH U―18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜 J選抜 vs 高校選抜(10:20KICK OFF/国立)
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石毛秀樹(清水)、南野拓実(C大阪)、岩波拓也(神戸)、野津田岳人(広島)…。彼らはJの舞台で活躍するティーンエイジャーであり、この大一番の経験者だ。2018年、22年の日本代表を見たければ、少し早起きして国立競技場に駆け付ければいい。キックオフはFUJI XEROX SUPER CUP 2014に先立つ10時20分。Jリーグ選抜と日本高校サッカー選抜が対戦する育成年代のオールスターゲームが、“ネクジェネ”ことNEXT GENERATION MATCHだ。

U-18Jリーグ選抜は、今年も強力なメンバーが揃った。DF石田崚真(磐田)、MF中野雅臣(東京V)、MF宮本航汰(清水)、FW北川航也(清水)の4名は昨年も1年生ながら選出され、国立のピッチに立った選手。また石田と中野、MF三竿健斗(東京V)、GK林瑞輝(G大阪)、DF茂木力也(浦和)の5名は、96ジャパンのメンバーとして昨秋のFIFA U-17 ワールドカップ UAE大会に出場し、ベスト16という結果に止まらないセンセーションを巻き起こした。単に実力があるだけでなく、経験値の高い選手が多い。

チームの主軸を担うのは、昨冬のJユースカップを制した神戸勢となろう。神戸U-18の野田知監督が采配を振るうだけでなく、2年生ながら主将を担った中井英人、抜群の走力を持つ右SB藤谷壮など、5選手がメンバー入りを果たした。またMF和田昌士(横浜FM)、FW加藤陸次樹(広島)、FW横山航河(広島)はFUJI XEROX SUPER CUP 2014を控えたトップのサポーターの前でプレーすることになる。他チームの選手とはまた違うモチベーションがあるはずだ。

“ネクジェネ”は今回で5度目を迎え、大会の価値が選手たちにも浸透している。「(昨年は)テレビで観戦していて、来年はこの大会に絶対に出たいと思っていた」と語るDF山口真司(神戸)、「先輩たちの活躍を見て、自分もいつかはプレーしたいと思っていた」と明かす中野など、以前から出場を心待ちにしていた選手も少なくない。

ただしU-18 Jリーグ選抜の選考対象は、高校2年以下。高3も含む日本高校サッカー選抜に、1学年のアドバンテージがある。高校選抜は先日の選手権で活躍した富山第一高、星稜高、四日市中央工業高などのメンバーが中心となる。一方で昨年の同大会から、高校選手権に出場していない選手も選考対象となり、人材発掘の幅が大きく増した。チームは2月上旬に選考合宿を行い、最終目標は4月にデュッセルドルフ国際ユース大会。手順を踏んで、強化を進めている“本気”のチームだ。

GK永井建成(京都橘高→熊本)、DF高橋壮也(立正大淞南高→広島)、DF北谷史孝(興国高→横浜FM)の3名は、Jクラブ入りが決まっている逸材。高橋、北谷は一足早くトップのサポーターの前で“お披露目”を果たすことになる。

試合時間は70分。同点で終了した場合も延長戦、PK戦は行われない。7人の交代枠もすべて活用可能なため、選手がフルパワーで試合に入るのもネクジェネの魅力だろう。過去4回の通算成績は2勝2分けで、U-18 Jリーグ選抜に分がある。ただし昨年はパワーアップした日本高校サッカー選抜が伯仲した展開に持ち込み、試合はスコアレスドローに終わった。初勝利を狙う“高校サッカーの意地”もある中で、五分の試合が繰り広げられそうだ。未来の日本サッカーを担う若者たちにとって、それぞれの“国立最蹴章”となるこの大一番を、見逃す手はない。

以上
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