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【2014シーズン始動!】湘南:新体制発表会見での出席者コメント(2)(14.01.22)

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「曹貴裁監督の第一印象は?」という質問と選手たちの回答に笑顔を見せる曹監督。(photo by 木村善仁)

〜質疑応答〜

Q:去年平塚の動員は1試合平均9911人で、J1のなかで1万人を割ったのは平塚だけ。この点をどう立て直すのか。またベルマーレは反則が多いが、成績上位のチームは全部反則が少ない。この点についてはどうか。

眞壁代表取締役:
「まず入場者数について、おっしゃる通りですが、ただ大きな要因として春先のフロンターレ戦やF・マリノス戦など数字の見込める試合が大雨で、この時の入場が2010年と同じであれば去年の数字はもう少し違っていたはず。もう一点、今度J3ができて相模原とYSCC、神奈川に6チームできます。そういった厳しい競争のなかで生き残っていかなければいけない。1県1チームと同じようなスキームは通用しない。我々だけでなくハード面も含めて行政の皆さんにもお願いをしています。神奈川県はベルマーレ平塚の時にすでに4チーム、それに比べれば10年経って2チーム増えただけなので、いずれは神奈川がイギリスのロンドンになるように、そういったサッカー大国になるように、その西側の支えになっていくために、この競技場に多くのお客さんを集めるように努力していきたいと思っています。ファウルに関してはJ2からJ1に上がって負けがこんできた影響はあるんだと思います。ただおっしゃる通りなので、真摯に受け止めて対策していきたいと思います」

曹貴裁監督:
「反則ポイントが増えたのは、シーズン途中はたしか2番目か3番目にいい数字だったが、後期とくに一発退場、それからイエロー2枚受けて退場になって、退場でかさむ。ただお客さんが観ていてこのファウルは酷いと、観ているひとが不快になるようなファウルで退場したケースは私の記憶では一度もありません。だから反則をしろと指導したことはなくて、反則して止める選手は技術がないからだとずっと言ってきている。ただ荒波を乗り越えるということでいうと、そのなかでイエローをもらった選手にそのプレーが必要だったかどうか、具体的に言えば浦和戦の時の大竹の例、洋平とも話をしたが、洋平もあれを経験して大きくなっていってもらいたいし、それを見た選手たちも同様です。でも大竹が相手を止めるために汚いプレーをしてイエロー覚悟で行ったとは今でも思っていません。だからその点で反則ポイントが増えてしまったのは監督である僕の責任で、選手たちはフェアにプレーし続けた結果がああいうふうになったんだと思います。それは、継続と深化という言葉に照らし合わせると、その精神は継続して深化していかなければいけません」

Q:選手に、外から見ていた湘南のイメージと、そのなかで自分がどう表現していきたいか聞かせてください。

菊地俊介選手:
「大学の時から縦に速いサッカーを求められて、自分がボールを持った時には常に前線を見るようにしていますし、そういうパスを出すのが自分の特長だと思っているので、そこを突き詰めてやっていきたいと思います」

丸山祐市選手:
「縦に速くアグレッシブな印象があります。攻撃では僕もビルドアップが得意なので後ろからのビルドアップだったり、守備に関しては平均年齢23歳と若いので、後ろから支えられるようなメンタリティをしっかり持ってやりたいと思います」

エデル選手:
「日本に来て1週間でまだ詳しくは分からないが、すこし見た印象としてベルマーレの選手は精度が高くいいサッカーをしてると思います」

石川俊輝選手:
「自分の印象としてはハードワークしてダイナミックなサッカーを展開していくことだと思っています。自分もボランチでハードワークすることが特長なので、そういった部分を出すことができればと思います」

秋元陽太選手:
「僕は2012年の時に3試合湘南と試合をしたが、3試合とも僕としてはあまりやりたくないチームだったので、その意味では全員がハードワークして常に前の意識が強い。そういった部分で僕はフィードが得意だしそういう意識も常に持っているので、チームと融合してできると思う。若いチームなので、僕としてはコーチングの部分でGKとしても人間としても成長できると思うので、それはチームのためにやっていきたいと思います」

福岡将太選手:
「僕の湘南のイメージはすごく走るチームだと思っていて、全員で走って全員で守備をするというのは高校時代もそういうテーマで守備をやっていたので、自分では合うチームだと思っているので、しっかり走ってチームのために貢献したいと思います」

岡田翔平選手:
「僕も昨年湘南と実際に試合をして、縦に速いサッカーとみんなが最後まで諦めないプレーをするということが自分の頭の中にすごくありました。最後まで諦めないところはサガン鳥栖で培ってきたものがあるので、その中でゴールに常に直結するプレーを出したいと思います」

梶川裕嗣選手:
「縦に速いイメージがあり、簡単にクリアせず意図のある攻撃をして、守備はDFと連係してしっかり突き詰めていきたいと思います」

宮市剛選手:
「縦に速く、攻守にハードワークするチームだと思っているので、僕自身ハードワークしてゴールに向かうプレーをしっかりしていきたいと思います」

三竿雄斗選手:
「縦に速いサッカーをしていて、なおかつ最後まで諦めず球際や運動量など技術だけでなく精神的なところでも強く戦える、観ているひとたちの心を動かすようなサッカーのできるチームだと思っています。自分もその一員としてよりチームのプラスになれるようにやっていきたいと思います」

安東輝選手:
「全員がアグレッシブにハードワークするチームだと感じます。僕の特長もハードワークしてボールを奪うところなので、このチームに入ったら相手の攻撃の芽を摘んでハードワークしていきたいと思っています」

Q:監督に、1年目で昇格、2年目で挫折、今年はチームに合った選手で構成して、監督にとっては集大成の年だと思うが、昇格するために肝となることは?

曹貴裁監督:
「一昨年は若さを前面に出して勢いがあるという部分で開幕から9戦負けなしだったと思うが、そういうところで最後昇格できた。昨年はJ1というレベルの高い舞台で波に揉まれたが、残り10試合は負けたが全て1点差、内容的にも選手たちは非常に頑張ったと思います。今年は一言で言うと、選手たちが自分の限界を決めないで、自分がこのプレーをすることでどう勝ちに繋がるのか、もしくはそれがJ1基準でどうだったのかということを客観的に見る目を持つことが大事だと。選手に最近言うが、『湘南スタイルに酔うな』と。スタイルは僕が言ったわけじゃなくて観ている皆さんが形容して言われただけで、我々がやらなければいけないことは、いつもそうだが、5年前も10年前も15年前も、朝起きたら歯を磨くように、やらなければいけないことは毎日やらなければいけないので、今集大成という言葉を使われたが、今年終わってもこのチームは終わらないので、集大成とは思ってないです。ただその継続ということが大事だということは証明したいと思います。それが『深化』という言葉で、プレーの面でも選手の状況判断でも、いろいろな面で湘南は力強くなったといった試合を続けていくことが大事。それがもしうまくいっていい結果になったとしてもそれは集大成でも何でもなくて、また次、来年再来年と継続してそのレールを、道をしっかりつくっていくことが大事だと思っている。チャレンジするといった指導者としての姿勢は全く昨年一昨年その前を含めても今年も変えるつもりはない。選手が本当にやっていて楽しい、選手が自分たちで手応えをもてるようなチームにしていきたいという気持ちは、3年間のなかでもしかしたら一番強いかもしれない」

Q:(大倉GMへ)新加入選手の獲得においてのプロセスはどういったものなのかを教えてください。
「今も過去もずっとそうなんですけど、スカウトの方針や選手を獲るルールというものが冊子としてあります。これには、強化部だけで決めるということはないというのが大原則です。ですので、スカウトから上がってきた選手をまず練習に参加してもらって、我々よりもテクニカル的に優れた目線を持っている指導者に意見を聞いています。これはずっと変わらずにやってきています。
ですので、強化部主導で選手を獲ることも、監督主導で選手を獲ることもありません。基本的にベルマーレの理念があって、その理念を遂行するための目指すサッカーがあって、そのサッカーを実現するための選手たちを獲っています。大学生、高校生、Jリーグの選手、同じように監督と話し、人となりを調べ、いろんな調査をしたうえで、ベルマーレの湘南スタイルを実行・体現できる選手を決めているというプロセスです」

Q:(大倉GMへ)キャンプでトルコを選んだ理由は?
「トルコ航空さんとのご縁、今回トルコに行くことに決めました。
目的としては練習ゲームを7試合くらい行うことです。ちょうどウィンターブレイクの東ヨーロッパ系のチェコ、グルジア、ロシア、ルーマニアなどのチームと試合を行います。もうひとつの理由は、若い選手の海外経験です」

Q:選手全員に、いろいろな経緯があると思いますが、湘南でプレーする決断をした理由、きっかけ、決め手などを教えてください。

菊地俊介選手:
「まず、最初にオファーをいただいたということ、そして練習参加した時に、選手同士の、またスタッフの皆さんもすごく仲が良く、その中で厳しい練習をしていて、こういう環境だったら自分も成長できるんじゃないかと思って決めさせていただきました」

丸山祐市選手:
「僕が湘南に決めさせていただいた理由は2つあって、ひとつはFC東京と湘南との対戦を通して、湘南の中で自分のプレーがイメージできた部分、ふたつ目は、自分がまだ中学生・高校生だった時に曹さんが僕のことを知ってくれていて、自分の特徴を分かってくれている曹さんのもとでやれたらもっともっと成長できるのではと思い決めました」

●エデル選手:
「代理人からベルマーレを紹介してもらったことがきっかけで、自分でも今日本にいるということが不思議なくらいなんだけど、チャレンジしたいと思った。でもいいチームに来たということは間違いないと思う」

●石川俊輝選手:
「自分は練習参加させていただいた時に、選手の皆さんが練習で一切手を抜かずにやっているのを見て、その中で自分もやらせてもらったら成長できると思いました。練習試合に参加させてもらった時に、監督から『お前はまだまだ成長できる』と言っていただいたのが、決断したきっかけです」

●秋元陽太選手:
「もともとJ1でプレーしていたこともあり、J1に戻りたいという気持ちを強くもっていました。J1からのオファーを待つのではなく、J2でもJ1に近いチームでプレーしてそのチームと共にJ1に上がるという考えを変えた時に、ちょうど湘南さんからオファーを頂いたことがきっかけでした。また、僕は地元が町田ということど、地元の近くでプレーができることで、家族にその姿を見てもらえるということが、家族への恩返しになるという想いもあって湘南に決めました」

●福岡将太選手:
「僕は小さい頃からプロになることが夢で、そのチャンスを与えていただいたのが湘南ベルマーレで、そのチャンスに飛び込んでみようと思いました。湘南のサッカーはのように走るサッカーがすごく好きで、湘南のサッカーのスタイルがすごく合っていると思ったので決めさせていただきました」

●岡田翔平選手:
「最初は大竹洋平から電話で、『一緒にやらない?』って電話があって(笑)、最初は信じてなかったんですけど、その後、曹さんと直接話させてもらって、自分のことをすごく必要としてくれていることが伝わってきたので、決断しました」

●梶川裕嗣選手:
「僕は練習参加し、チームの雰囲気もすごくよくて、成長できると思ったので決めました」

●宮市剛選手:
「まず最初にオファーをいただいたのが湘南さんだったこと、あと初めて練習参加したときの雰囲気や、いっさい手を抜かない練習という環境で、僕自身も成長できると思って決めました」

●三竿雄斗選手:
「自分は練習自体に参加はしていなかったのですが、練習試合に何度か呼んでいただいて、その練習試合の時にチーム全体として一生懸命やっていること、勝負にこだわる姿勢を見て、自分自身もこの環境でプレーすればよりよい選手になれると思ったので迷うことなく即決しました」

●安東輝選手:
「練習参加した時に、スタッフの皆さんとお話をする中でチームとしてどこを目指しているのかなどがすごくよく伝わってきて、このチームに入ったらすごく成長できると思ったので決めさせていただきました」

Q:選手に、初めて曹監督に会った時の第一印象を教えてください。

菊地俊介選手:
「第一印象はちょっと怖かったんですけど、話してくれるとすごく熱い方で、一言ひとことに気持ちが入っていたので素晴らしい監督だと思います!」

●丸山祐市選手:
「お兄ちゃんのような…(笑)」

●エデル選手:
「初めての時はちょっと怖かったんですけど、ゆっくり話したら全然優しい人でした。いい監督だと思います」

●石川俊輝選手:
「第一印象はちょっと話しづらいのかなと思ったんですけど、でも話すと全然違ってすごく話しやすくていい方だと思っています」

●秋元陽太選手:
「僕も最初は怖かったのですが、まだ1週間くらいしか経っていませんが、今は何があってもついていこうと思っています」

●福岡将太選手:
「自分は練習参加をした時はそんなに話をすることはなかったんですけど、他の選手たちと話している雰囲気がすごく話しやすい雰囲気に感じました」

●岡田翔平選手:
「フレンドリーに話してくれて、楽しかったです(笑)」

●梶川裕嗣選手:
「僕は練習試合をした時が初めてだったんですけど、すごく怒鳴って怖かったです(笑)」

●宮市剛選手:
「僕はグランパスのU-15の時に、元ベルマーレの高田哲也さんに教えていただいていたんですけど、その方にちょっと似てるなぁと思いました(笑)」

●三竿雄斗選手:
「同じ大学の出身ということで、たくさんいじっていただいてうれしいです(笑)」

●安東輝選手:
「とても身体も大きく熱い方なので、負けたくないなと思いました(笑)」

以上
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