●眞壁潔代表取締役:
「皆さんこんにちは。
本日はお忙しい中、湘南の地まで足をお運びいただいて、誠にありがとうございます。
ましてや今日はJリーグ新チェアマンの会見ということで、そんな中、ベルマーレを選んでいただいてありがとうございます。
本年の新スローガンですが、『決弾(けつだん)』です。
これはやはり、昨年一年間、J1で学んだことは本当に多くありました。その中で最終的には決定打の大切さ、レベルの高さを感じた一年だった。
今年は、後ほど監督からも話があると思いますが『SELF(セルフ)』というものがひとつのテーマとなっています。これは、プロ選手として自分自身で判断して自分自身でやり切る。そして、高い志の選手が集まって、ブレないチームを作ると。
我々は小さなクラブかもしれませんが、平均年齢もさらに若くなった中で、選手だけでなく、スタッフも含めしっかりとしたテーマを持って今年一年、またその先も含めやっていきたいと思います。
引き続き、皆様のご支援、ご協力をお願いいたします」
●大倉智GM:
「こんにちは。本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。また、後ろにはいつもご支援いただいている『ベル12』会員の皆さんにお越しいただき、本当にありがとうございます。
まずはじめに強化部の体制が変わりましたのでご紹介をしたいと思います。
田村雄三がテクニカルディレクターとして現場を取り仕切ることになりました。スカウト、選手の管理を担当するのは深澤です。
また営業のトップに、一昨年現役を引退しました坂本紘司が就任いたしました。坂本、田村の2ボランチがフロントでクラブを支えることになりましたのでお知らせいたします。
それでは私のほうから今年のチームについてお話をさせていただきます。
私は、湘南ベルマーレに2005年から携わらせてもらっていますが、プロサッカーチームとはどんな存在であるか、と。チームの理念をしっかり定義しようということで、「湘南地域に住む人々に、サッカーを通して、夢と勇気と希望の感動空間を提供する」ということ、これがプロサッカー選手の使命であると10年来同じ話をしています。
その無形のサービスを提供するためにどういうサッカーをするのか。それは『攻撃的で、走る意欲に満ち溢れた、アグレッシブで痛快なサッカー』が湘南のサッカーであり、勝とうが負けようが、試合が終わった後に面白かったと、また自分も頑張ろうと思っていただけるような試合を、最低限しなければいけないという考えはずっと言ってきているものです。
この2点については今年も変わらず、選手たちに同じような話をしています。
今年の編成のテーマですが、チームをつくるうえで大事にしているのが『継続と深化』というものです。
これは監督の言葉なのですが、湘南スタイルと最近言われているサッカースタイルを継続すること。そのためにはまず、曹監督が残留するということ。曹監督と契約を更新することがまず最初にやらなければいけないことでした。
2014年、そういう形で迎えられることがまず最大の継続であるということです。
それから、過去の反省から、なかなか我々が目指している湘南スタイルはJ1から、もしくは他のJ2から選手を多く獲得してもなかなか融合しないところがあります。シーズンの途中から、優秀な大学生や高校生を獲るという方針に切り替えています。その中で彼らを湘南スタイルに合う選手に成長させていくと。そして、もうひとつのキーワードである深化ですが、これは深く突き詰めていくというものです。簡単に言いますと、湘南スタイルという言葉が先走っていますが、やはりまず勝点3をとらなければ、プロとしての成果は得られない。その中で、Jリーグからは“深化”を体現できるような即戦力をポイントで3名獲得しました。そういった形でチームづくりをしております。
監督が一番最初のミーティングで言ったことなんですけど、シュート数も、ポゼッション率も、30mに入っていく侵入の数も、2012年と2013年はほとんど変わらないというデータがあります。ただ変わるのは、2012年は66点とれたけども、2013年は34点しかとれなかった。
そこに関して、先ほど社長からもありましたが、『決弾』、さらに深めて勝点3をとっていくということをテーマにして、最終的にはJ1昇格を目標にやっていきたいと思っています」
●曹貴裁監督:
「皆さんこんにちは。遅くなりましたが明けましておめでとうございます。今年も引き続きベルマーレの監督として指揮を執らせていただくことになりました。監督をさせてもらった過去2年間、そして今年1年は、自分にとっていろんな経験をしたなかで迎える1年なので、新年はとっくに始まっていますが、まだ新鮮な気持ちのままフレッシュな自分がいます。
今年、湘南ベルマーレの監督をするにあたり、いちばん考えたのは、僕が監督をすることで今年どういうことができるのかということ。たとえば湘南スタイルを貫くとか、ゴールを目指してプレーする、ボールを奪われたら切り替えるというのは、我々のなかでのキーワードとして、言い方は間違っているかもしれないが普通になってきているなかで、何ができるのかということでいうと、僕も含めてまだ、ここにいる新加入選手たち、そしてこのクラブを選んで残ってくれた選手たちは間違いなく未完成だということ。その未完成のままJ1に向けて一生懸命舟を漕いで、その荒波を越えようとしたが、その波に負けて押し返されてしまった。ただ、そのトライ自体は間違っているものではなかったと思っているので、もう一度その荒波に揉まれるために、しっかり舟をつくっていかなければいけないと、そういう気持ちで監督をさせてもらおうと思いました。
今季の「継続と深化」という言葉に対しても同じことが言えます。一言でいうと、なにも変える必要はないが、変わらなければいけない。要は、土台を変えるのではなく、自分たちがこのゲームに勝っていくために何をしなければいけないのか、選手自身がそれをしっかり認識できるようにもっていかなければいけない。去年J1で初めて監督をさせてもらって、サポーターの声援がほんとうに選手たちの力になるのだと思った。試合の前、最中、試合後、ほんとうに力をもらいました。湘南を応援してくれるひとが世の中に増えてきたという実感もありました。でも、結果我々は勝てなかった。過去10年で16位は最高の順位かもしれないが、結果が出なかった悔しさはいまだ僕のなかで消えていないし、ここに来てくれた選手、もしくは継続して我々のチームに残った選手はその想いが強いと思います。だからこそ今年J2にまた臨みますが、同じように荒波だと思います。ただその荒波を乗り越えてこそほんとうに皆さんに証明できると思うので、変えてはいけない部分、それはクラブのひとたちと我々スタッフ、選手がひとつの目標に向かって絶対ブレない、そういうところは絶対に変えてはいけない。ただ変わらなければいけない部分、これは成長の部分だが、ゲームに勝つために彼らがほんとうにいい選手になっていくために僕自身、監督として最大限のサポートをしていかなければいけないと思いますので、今年1年もほんとうによろしくお願いします。
最後に、今年彼らに対してミーティングでSELFという言葉を使ったが、これは指導放棄という意味ではなく、読んで字のごとく「自分自身」、選手個人がゲームに勝つために、ゲームに勝つことに夢中になる、ゲームに出ることではなくゲームに勝つことで指導者や観てるひとが驚くようなプレーが出てくる、これがサッカーの醍醐味だと思います。だからそのゲームに勝つことに対して自分自身をそこに邁進させるというか、そういう気持ちでSELFという言葉を使いました。Sはステディ、ブレてはいけない。我々はどんなときでもまっすぐ舟を進めなければいけない。そのためにはエンジョイ(E)、楽しむこと、荒波があっても楽しもうとする気持ちがなければ乗り越えられない。Lはリーダーシップ。今年キャプテン永木、副キャプテンを(遠藤)航と梶川がやりますが、この3人も未完成だと思います。ここにいる選手たちも今日来てない選手たちもみんながキャプテンのつもりで、全員でこの舟を動かす、全員がここを乗り越えていくんだという気持ちをもってもらいたいという意味でリーダーシップという言葉を使いました。最後は当たり前ですがファイティングスピリット(F)、自分自身にも仲間との競争にも相手にも戦おうという気持ちがないと、いくらポゼッションがうまくてもいくら技術があっても観てるひとの心を打たない。ベタな英語になってしまいましたが、そういう言葉を選手に伝えました。頑張ります。よろしくお願いします」
〜新加入選手挨拶〜
●菊地俊介選手:
「こんにちは。日本体育大学から来ました、背番号2、菊地俊介です。自分の特長はビルドアップでとくに縦パスを見てほしいです。開幕からスタメンで行く気でいますし、チームのJ1昇格に貢献できるように頑張るので応援よろしくお願いします」
●丸山祐市選手:
「FC東京から来ました丸山祐市です。背番号は14番です。湘南をJ1昇格させるために一日いちにちを大切にして責任と覚悟をもってやっていきたいと思います。よろしくお願いします」
●エデル選手:
「こんにちは、エデルです。ブラジルから来ました。ポジションはボランチ、30歳です。日本は初めてでまだ分からないことが多いですが、できるだけ早く日本のサッカーに慣れて、J1を目指したいです。よろしくお願いします」
●石川俊輝選手:
「こんにちは。東洋大学から来ました、背番号16石川俊輝です。日々成長するためにトレーニングからチャレンジすることを恐れずに頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」
●三竿雄斗選手:
「皆さんこんにちは。GMの大倉さんと監督の曹さんと同じ名門早稲田大学から来ました三竿雄斗です。自分の特長は積極的にゴールへ向かう姿勢や左足でのチャンスメイクだと思っています。一日も早くピッチに立ち、チームの勝利に貢献したいと思いますので、よろしくお願いします」
●宮市剛選手:
「こんにちは。中京大中京高校から来ました背番号18FW宮市剛です。一試合でも多く試合に出場すること、また湘南ベルマーレのために自分の持っている力をすべて出し切ってチームに貢献したいと思います。よろしくお願いします」
●梶川裕嗣選手:
「こんにちは。東海学園大学から来ました梶川裕嗣です。GKはチャンスが少ないと思いますが、そのチャンスを掴み取るために一日いちにち大切にして真摯に取り組みたいと思います。よろしくお願いします」
●岡田翔平選手:
「皆さんこんにちは。サガン鳥栖から来ました背番号22岡田翔平です。皆さんとともにJ1に上がるために湘南に来ました。ぼくはFWなので、チームのために1点でも多く点を奪ってチームの勝利に貢献したいです。よろしくお願いします」
●福岡将太選手:
「こんにちは。実践学園高校から来ました、背番号28福岡将太です。自分らしいがむしゃらさを前面に出して湘南の勝利に貢献できるように頑張るので応援よろしくお願いします」
●秋元陽太選手:
「皆さんこんにちは。愛媛FCから加入しましたGK秋元陽太です。湘南ベルマーレとともにJ1に戻れるよう全力で頑張りますので応援よろしくお願いします」
●安東輝選手:(※福島へ期限付き移籍)
「こんにちは。JFAアカデミー福島から来ました安東輝です。今年1年福島で経験を積み、一回り大きくなってまたこの湘南に帰ってきたいと思います。応援よろしくお願いします」
〜スタッフ挨拶(※出席者のみ)〜
●横山雄次ヘッドコーチ:
「こんにちは。昨年に引き続きヘッドコーチをやらせていただきます横山です。昨年はほんとうに悔しい思いをしたので、リベンジというか、1年でJ1に復帰できるようにやっていきたいと思うので、よろしくお願いします」
●白石通史アシスタントコーチ(分析):
「こんにちは。私も昨年に引き続きアシスタントコーチを務めさせていただきます。素晴らしい選手とともに湘南のために全力を尽くして頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」
●カルロス通訳兼アシスタントコーチ:
「皆さんこんにちは。今年3年目ですが、通訳は難しいところもありますが、今年もよろしくお願いします」
●斉藤誠一GKコーチ:
「こんにちは。今年も一生懸命頑張ります。よろしくお願いします!」
●新田涼コンディショニングコーチ:
「皆さんこんにちは。私のできることは小さいことかもしれませんが、全力でやっていきたいと思います。今年も湘南ベルマーレの応援をよろしくお願い致します」
(2)へ続く
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