本日、鯱城(こじょう)ホールで名古屋の「新加入選手会見」が行われました。
出席者のコメントは以下のとおりです。
☆出席者コメント(1)
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〜サポーターからの質問〜
Q:枝村選手に質問です。相手としてプレーしていた時に、グランパスの中で嫌だった選手を教えてください。(男性)
枝村選手:
「闘莉王選手は代表的ですね。玉田選手は上手で速くて、すごいなと思っていました。闘莉王選手は威圧感はずば抜けていて、もうビビっちゃうくらいのものがありました(笑)」
Q:先ほど野田選手から名古屋の料理の話がありましたが、他の選手の皆さんは名古屋名物で食べてみたいのは何でしょうか?(男性)
枝村選手:
「僕も手羽先を食べたいです。食べたことはありますが、食べたいですね」
野田選手:
「名古屋コーチン鍋というのを食べました。美味しかったです」
刀根選手:
「手羽先と言おうと思ったらもう出てしまったので、ひつまぶしですかね。食べたいです」
ヘジス選手:
「まずは日本食には慣れていかないといけないとは思っているのですが、ブラジルで寿司を食べたことはあります。寿司はすごく好きです。これからどんどん日本食を好きになって、食べていきたいと思います。味噌煮込みは知っていますよ。一度も食べたことはありませんが、がんばって挑戦します」
Q:ヘジス選手はリフティングを何回できますか?(男の子)
ヘジス選手:
「何回できるかは数えたことがないですが、多分キミと同じくらいできると思います(笑)」
(何回できる?)「20回くらい」
ヘジス選手:
「ああ、自分はたぶん19回できるので、キミの勝ちですね(笑)」
西野朗監督
「みなさんこんにちは。今シーズンより名古屋グランパスの監督としてお世話になります、西野でございます。よろしくお願いします」
(事前にサポーターから募集した質問)
Q:記者会見では「前から名古屋でやってみたかった」と。グランパスの魅力というと?
「僕自身、初めての監督業ではありませんから。もう15シーズン目になります。数々、グランパスと戦っていく中で強さも感じていましたし、とにかくバックボーンがしっかりしていて、クラブ自体もしっかり運営がされていて。監督が一番魅力に感じるのはそこに有名な選手がいるとか、強いとかではなくて、クラブがどういうチーム作りを、どういうコンセプトやビジョンを持っているかってことに惹かれるんです。グランパスはそこがしっかりとクラブはもちろん強化部の考え方というものがあるなというイメージが強いので、まずは指導者とすればクラブチームに対しての思いは強くなるもので、それがグランパスにはあったということですよね」
Q:他のチームにないグランパスの魅力とは?
「客観的にしか見てませんからね、具体的にはわかりません、もちろん。ただ人だと思いますし、GMはじめクラブでチーム作りに関わっている人たちの情熱というか、それをものすごく感じます。GMとは昔から懇意にしていた仲間ですし、彼のチーム作りというものにすごく魅力を感じたことも確かです。それに携わっている関係者からのサポートもしっかりされているなというのは、まず感じるところでした」
Q:「リアクションではなくアクション、守備的ではなく攻撃的」ともおっしゃいました。グランパスではどのようなチームを作っていくつもりですか?
「自分はユースやオリンピックの代表を率いたこともありますが、代表とクラブのチーム作りは違います。既存の現有戦力の力をいかに引き出して、それをチームの力に変えていくかってことが求められるので。まだ選手たちの力を十分に把握していないので、自分自身が思っている以上のチーム力に上げられる可能性もありますし、もしかしたら想像したよりも選手たちの力が足りないと感じるかもしれないので、今ここでどういうチームかというのは約束できないんですけれども。まあ15年目のJリーグに関する経験であったりとか、自分の理想を求めるとするならば、そこにどんな選手がいようとも、受けて出て行くリアクションで戦っていくよりも、自分たちで動かしてアクションしていくサッカーを求めたいです。守っているスタイルではなくて、攻撃的な、相手のゴールにボールがたくさん入っていくところは、どんな選手がいても求めていって、サポーターに感動や興奮をたくさん味わってもらえるようなサッカーをしていきたいと思っています。ただ今までグランパスが決して守備的なサッカーをしていたとは思わないんですよ。前監督が長年作り上げてきたダイナミックなサッカーだけでない、緻密にコントロールされたパスサッカーもやられていたし、そういう部分は決して間違った方向ではないと思うし、継承したいと思っています。ただ編成自体は若手が多いので、また違った才能を持った選手たちがいると思うので、そういう選手たちの力を引き出して、作り上げてきたものにフレッシュな力を加えていければ、さらに魅力的なサッカーになるんじゃないかなという期待はしています」
Q:今お話がありましたが今季は若手が多いです。育てて底上げする部分はどのようにしていきますか?
「そこだけに力は注げないですよね、実際には。チームを作っていく部分と育成していく部分を並行してやれれば、一番の指導者としてのやりがいがあると思うんですけど。若手は当然やる気をもってきたわけで、それなりの覚悟を持ってプロ社会に入ってきていると思います。たくさん実績はあると思うんですけど、グランパスの中ではまったくゼロからのスタートです。彼らはおそらく今までのキャリアとは違う厳しさを感じると思うんですけど、あまり慌てないというか、着実にステップアップしていくことが大事だと思うので、日々単調なんですよね。毎日規則正しい生活をしてしっかりトレーニングをして、リカバーもして、ということを繰り返していく。これが一番速い道なんですよ、清聴したり、コンディションを良くしたりということでは。それを着実に積み上げて、近い将来の夢や目標をもってプレーしてくれればいいし、あまり今までやったことのあるポジションとか、あまりやったことがないポジションだからとかいう判断はあまりしないで。僕自身も彼らと同じで、違う力を引き出してあげるような仕事をしたいと思うし、あまりこだわった自分というものはここで一回フラットにして、新しいグランパスの中での生活というか世界で考えて行ってくれたらいいと思います」
Q:選手たちの持っている能力を最大限に引き出す流儀などあれば教えてください。
「会見でも話しましたけど、一晩にして本田圭佑になれる方法はないですよ。これは今言ったような着実な積み重ねがあって、ああいうチャレンジができる瞬間が来るんだと思います。グランパスの中ではレギュラーになり、日本代表にステップアップしていくというのは日々の生活から生まれるわけで。僕自身も何かグランパスに魔法を持ってやってきたわけではないですし、一朝一夕に選手をレベルアップさせられる自信はないですよ。でも彼らと向き合って、良いところを伸ばし、悪いものを改善したり、違うものを引き出したりということをやれるのがクラブの楽しみだし、彼らの可能性だと思うんですよ。そこをお互いにいろいろなアプローチをしていって、そういう大きな夢というのはかなわないようで叶うことに間違いなくなると思うので。そこをみんなで求めていきたいなと思います」
Q:名古屋の食文化に慣れる、ともおっしゃっていましたが。
「メシですか?このあいだ、一人で味噌煮込み食べに行ったら、おばさんに『30分待たないと出ないよ』と言われて。高級な食事なのかなと思ったくらいで。他のものはどんどん出てくるのに、手間がかかるのかなと思って、やめちゃったんですよ。待てないですよね、やっぱりね。食べれば病みつきになるって聞いているんですけど。濃い味はあまり好きではないですし。でも早く慣れないといけないですし、好き嫌いはないので、差し入れは何でも受け入れますよ(笑)」
Q:愛知県のエリアとしてのイメージは何かありますか?
「住んだことも旅行したこともないですし、試合に来る程度であまり知りませんでした。通りを走っているとゆとりがあるなと、広いなと思って。ゆったりしているなとイメージしていたんですが、最初に練習場に行った時と、今日この会場に来た時に2回とも渋滞にはまってこれは一体どういうことなのかなと思いながら。人がゆっくり動いているのかなといろいろ考えましたね。あまり待てない性格ですね。こう見えてせっかちで。予定通りいかないとダメなんですよ」
Q:サポーターに期待することは?
「今日もこうやってたくさん来られていますが、こうしたことは初めてなんですか? 本当にありがたいですし、やはり僕らはホームであれば競技場が満員になって、その中で一体になって戦いたいという気持ちが強いですし、せっかく良いパフォーマンスを出しているのに、数少ないサポーターだけにしか見てもらえないというのは本当に寂しいことなので。共有したいですよね、たくさんのことを。まして名古屋と豊田とふたつのスタジアムがあって、両方をたくさんの方と共有して、ともに戦える空間にしていただきたいなと、それだけですね」
Q:前監督は「ミスター」と呼ばれていましたが、何か呼び名はありますか?サポーターからは「ダンディー」というニックネーム候補が挙がっていますが?(笑)。
「その下に何か名前がつくコメディアンさんがいるじゃない(笑)。それはちょっとね。『にしのんのん』?もう還暦なんだけど、僕(苦笑)。まあ『ミスター』じゃなくて『ミスった』西野ぐらいじゃないですか。14年間リーグでやってきましたが、変わった名前はないですね。ああ、ベッカムが流行っていた頃に『アッケム』というのはありましたが。まあ、なんでもいいですよ」
Q:では最後にサポーターへ一言。
「選手と会う前にこうして皆さんと会えて本当に光栄でした。引き続き応援していただきたいのと、開幕戦は3月1日ということで、プレシーズンは少しまだ時間がありますが、しっかり準備して、期待に応えられるように精一杯仕事していきたいと思います。私自身、名古屋は右も左も全然わかりませんし、クラブの良し悪しもまだ把握できておりません。ただしっかりやって、ちょっと経ったら名古屋、愛知のすべてを知り尽くせるように、いい仕事をやっていきたいと思います」
以上
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