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【2014シーズン始動!】大分:新体制会見での出席者コメント(質疑応答を追加)(14.01.19)

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本日、3度目のJ1昇格に向けて新シーズンの大分トリニータの新体制発表・新加入選手の記者会見が行われました。
出席者のコメントは以下のとおりです。
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●青野浩志社長:
「皆さま、お忙しいところお集りいただき、ありがとうございます。今季はクラブ創設20周年の節目の年です。20年という歴史に重みを感じますが、次の10年、20年のスタートの年でもあります。大分トリニータの未来を見据えて、フロント、スタッフ一同、前を向いて進みたいと思っています。
今季は再びJ2の舞台の戦い、3度目のJ1昇格の戦いとなります。昨年J1でのリーグ戦、大分銀行ドームで1度も勝てなかったことに象徴されますように、大分トリニータを愛する全国の皆さまに悔しい思いをさせてしまいました。私や監督はもとより、一番悔しかったのは選手です。昨年の12月12日、ホームでの天皇杯準々決勝で負けた後、多くの選手が悔し涙を流していました。我々は、その時の悔しい思いを忘れてはいけません。この悔し涙を胸に刻み込んで1年戦っていかなければいけません。
今、後ろに新たなメンバーが9人座っています。新加入選手も既存の選手と同じ悔しい気持ちで戦ってくれるはずです。サポーターのため、大分県民のために戦ってくれると確信しています。本日から2013年のリベンジに向けて、大分トリニータの未来に向けて新たな挑戦をしたいと思います。
今季のチームスローガンを『前進×全心』とさせていただきました。今後の未来に向けて前に進んでいきたいと思っております。全国のトリニータを愛する皆さんの想いを背負って、この1年間を戦いたいと思います。最後になりますが県民、サポーターの皆さま、そして経済界、行政の皆さま。引き続きご支援とご配慮のほどよろしくお願いします」

●田坂和昭監督:
「あらためまして、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
私自身4年目、まだ大分にいることができるとは思ってもいませんでしたが、社長の言葉にもあったように節目の年となり、新たなチャレンジというところで、フロント・選手とともに頑張っていきたいと思います。抱負として今シーズンはJ2で戦うというので、まず大きな目標はJ1昇格です。そこは変わりないし、私がクラブに来て3年の経験、クラブが歩んだ20年の歴史の経験を生かしながら、ここに来た9人も加わって、もう一度J1でチャレンジできるチームをつくりたいと思っています。また、細かいところはこの後の質疑応答があるので、そこで答えたいと思います。J1昇格に向けて県民と一緒に戦いたいと思っていますので、今年1年よろしくお願いします」

●室拓哉選手
「僕は2年間、ケガの影響もありほとんど試合に出てない状況でしたが、僕の可能性を信じて声を掛けてもらい感謝していますし、もう一度チャンスを与えてもらえました。僕ができることはピッチで恩返しすることです。ベテランなので、みんなが1つの方向に向かっていけるように1年間戦っていきたいです」
●武田洋平選手
「とにかくJ1昇格目指して、チームに貢献できるように頑張りたいと思います。自分の武器はとにかくシュートストップ、目標であるリーグ最少失点を目指して頑張っていきたいと思います」
●末吉隼也選手
「J1昇格の目標に少しでも力になりたいです。自分の武器は右足のキックだと思っているので、そこを見ていただければと思います。よろしく願いします」
●伊藤大介選手
「大分の勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。特徴としては、たくさんボールに触りながらチームのリズムを作るところや、プレースキックを見てほしいです」
●増田繁人選手
「自分の特徴はヘディング、統率力、気持ちの入ったプレーを皆さんに見てもらいたいと思っています。昨年1年間、ケガで悔しい思いをしたので、それをしっかり今年はぶつけて、大分トリニータのために頑張ります。トリニータに声を掛けてもらい、トリニータを選んだ理由としては、自分の中のリトル増田がトリニータに行けといったので選ばせていただきました」
●田中輝希選手
「とにかくJ1昇格を目指して頑張りたいと思います。個人的には得点王を目指し、20得点以上を狙いたいです」
●伊佐耕平選手
「プロになることが夢で、この場に立てていることに感謝しています。サッカーで一番大切なのは気持ちだと思っているので、グランドの中でしっかり熱い気持ちを持って、サポーターの方が見ていて熱くなるようなプレーをしたいと思っています」
●カン ユング選手
「J1昇格に向けて、力になれればと思っています。よろしくお願いします」
●ジョナサン選手
「一生懸命プレーして、チームの力になりたいです」

<以下、質疑応答>

●田坂和昭監督:
Q:今回の補強のポイントは?
「ここにいる選手の昨年のプレーを映像で見せてもらいました。まず伸びしろがある選手、そしてトリニータのサッカーに合う選手を強化部にお願いして補強してもらいました。
室はベテランと言っていたけど、まだ31歳。GKとしてまだまだ伸びしろがあるし、他の若い選手もまだまだ伸びる要素はある。ここにいる選手たちは昇格するために、いろいろあるポイント、特徴を生かすために呼んだ選手です。個々のことを言えばキリがないので言いませんが、いい補強ができたと思います」

Q:25人体制でいくのか、この先に補強を考えているのか?
「今シーズンは現場としては昇格に向けて戦わないといけませんが、会社として考えればクラブライセンスを取らなければいけない。そのあたりも踏まえて、人数は会社で協議して決めたし、これからの補強はまた会社と話さないといけません。ただ、25人は妥当だとは思っています。既存の選手で昨季伸びた選手もいるし、今季期待できる選手もいるので、競争しながら戦えば十分戦える人数だと思います」

Q:トリニータらしいサッカーというのを、具体的に教えてください。
「今のサッカーは走らなければ勝てない。それはJ1、J2関係なく、最低限のベースだと思っています。プラスアルファ昨季の後半のようにボールを失わないとか、技術があるときはいいプレーができている。けれどゴール前での技術は低かったのでクオリティーを上げていかなければいけません。しっかり走りながらボールを動かし、チームとしても育成をしながら勝つということがトリニータらしいサッカーだと思っています」

Q:昨年はホーム未勝利に終わりましたが、今季のホームでの目標勝利数は?
「それは全て勝つつもりです。アウェイでも全て勝つつもりで戦います。サポーターには昨年悔しい思いをさせましたが、それでも一緒に戦ってくれました。アウェイにも多くのサポーターの方が来てくれますし、そのあたりも含めて全て勝つつもりです」

Q:昨季後半戦に取り入れた4バックが今季のベースになるのでしょうか?
「今のところ、選手を見て考えたいとは思っていますが、昨年戦った選手をベースに考えるなら4バックもあるし3バックも考えられます。ただ、システムありきではなく、育成しながら勝つというところで、選手の特徴を見ながら決めたい。これは主流になりつつありますが、試合によってシステムを変えるのは各国のリーグでやっているところでもあるので、いろいろなオプションを持ちたい。その方が選手も生きると思います」

Q:昨季のチーム得点王の森島康仁選手が抜けましたが、新加入の選手や既存の選手に期待することは?
「サッカー界の移籍は当たり前だし、それぞれが自分の可能性を信じてクラブを移ることはよくあること。出て行った選手のことを言うよりは、新しく入った田中輝だったり伊佐、既存の選手でもポジションをコンバートする選手がいるかもしれない。中盤、後ろから得点できる方法もあります。リスタートでも伊藤大介が来てくれてキッカーが増えたことで得点できる可能性も高くなります。誰がどうこうというのではなく、我々が掲げているのは全員攻撃・全員守備なので、全員が同じ方向を向いて戦うのがトリニータらしいサッカーなんで、全員に期待しています」

●青野浩志社長:
Q:今季はクラブライセンス獲得を優先するのか、昇格するのであれば優勝なのか、自動昇格の2位を目指すのか、昇格プレーオフ圏内の6位を目指すのか、明確な目標は?
「チームの目標としてクラブライセンスを取ることなんて考えていません。あくまでもJ1昇格を目指して戦うことが目標です。クラブライセンス制度は乗り越えなければいけない課題ですが、しっかり乗り越え3度目のJ1昇格を目指したいと思います」

Q:来場者数の目標は?
「9000人から1万人を目標に、大分総力戦などイベントを打っていきたいと思っています」

●柳田伸明 強化・育成部長:
Q:育成しながら勝つというのは最も難しいミッションですが、そのミッションを受ける田坂監督に期待することは?
「監督と仕事をするのは4年目ですけど、招へいした時の要因は選手を育ててほしいということでした。昨季は残念な結果になりましたが、育成の観点から言えば残った選手に関しては将来性がある。まだまだ伸びる選手が多い。監督が今までやってきた3年間は我々のクラブの考えとマッチしているし、理解してくれているので、期待もしています」

Q:昨季は4.5億円でしたが、チームの強化費は?
「今年は一昨年より少し増え3億円程度です」

●伊佐耕平選手
Q:プロになった気持ちと、自分の特徴を教えてください。
「ずっとサッカーをしてきた時からの夢だったし、テレビや会場で見ていた舞台に立てると思っていなかったので興奮しています。自分の特徴は相手の背後を取る動きだったり、ペナルティエリア内で相手のゴールに向かうプレーが自分の特徴だと思っています。あとは、今の時代FWも守備を求められるので、前線からの豊富な運動量が評価してもらったと思っています」

以上
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