●レヴィークルピ監督（Ｃ大阪）：

「今日はサポーターからの寄せ書きが書かれたブラジルとセレッソの旗をつけて会見させていただくことを許してください。これは皆さんからの気持ちに応えたいという私の思いでもあります。セレッソの関係者の皆さん、さらには、Ｊリーグのオーガナイズされた素晴らしさなど、最高の環境で仕事をさせてもらったことに対して敬意を表し、この2つの旗を使わせていただきたいと思います。また、ブラジルから日本に働きにきている同朋に対しても敬意を表したい。今日は最高の結果を勝ち取った選手たちに感謝したいと思います」

Q:最後の指揮を執った時の気持ちは？
「今日は安心して試合を見ていられました。いつも以上にピッチの外から声をかけ続けたのは、最後の試合ということで選手と一緒に戦い続けたいという思いがあって、そうさせたのだと思います。もしも内容の悪いサッカーをしてしまえば、後悔してもし切れないきれないラストゲームになっていたと思います。チームが最高のパフォーマンスを見せ、1点でも多くゴールを決めて、攻め切る姿勢を見せたチームに対して、最後まで声を出し続けました」

Q:南野選手の評価は？
「まだ18歳であることを考えれば、将来は明るい選手だと思います。清武弘嗣、柿谷曜一朗、乾貴士、香川真司たちと同じ道を歩んでいけると思います。そしてもうひとつ、これは私の責任でもありますが、今シーズンを通して、もしも今日のように中央のゴールに近い位置でプレーしていれば、もっとゴールできたと思います。事情があって、サイドで守ってから攻撃にいくという役割を与えましたが、自分を犠牲にしてチームのためにやってくれました」

Q:タイトルを取るために必要なことは？
「2つあります。ひとつは、育成から上がってくる選手を中心に戦っていくのであれば、5、6年はそういった選手で戦い続けること。2つ目は、しっかりとした補強をできる資金を確保して交渉していくことです」

Q:今日の試合では、才能ある若手を起用する理念が見られたが？
「攻め切る姿勢をシーズンを通して見せることができたと思います。引き分けは決していい結果とは言い切れません。勝利で勝点3を得ることがリーグ戦では大きいと思います。だからこそ、最後まで攻め抜く姿勢が大事になりますが、そこで攻守のバランスを忘れてはいけません」

Q:選手たちに今後どのように進んでいってもらいたい？
「感謝の気持ちでいっぱいです。そのことを選手には伝えたいです。1年間、タフにハードワークした姿勢に心を打たれました。今シーズンのなかで学んだ教訓を今後のサッカー人生に生かしてほしいと思います。日本で選手と問題があったことはほとんどなかったですし、本当にいい環境で仕事させてもらったと思っています。我々から学んだことがあったのであれば、それを生かして大きく羽ばたいていってほしいと思います」

以上