本文へ移動

今日の試合速報

国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋
国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第39節 東京V vs 富山】プレビュー:ともに「ボーダーライン」まで勝点差6。プレーオフ圏内入に食らいつきたい東京Vと降格圏内から脱出したい富山。ラスト3に可能性をつなぐのは?(13.11.03)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
東京V、富山とも、前節で連敗を止め、連勝を目指す今節となる。その中で、東京Vにとってはプレーオフ進出、富山にとってはJ2残留へ向け、「勝つしかない」重要な意味を持つ。特に東京Vは、6位との勝点差は6だけに、残り4試合を全て勝つことのみが悲願達成への道と言っても過言ではない。ただ、勝ち続けることで、「今は他力であるものを、自力へと変えられる可能性も残されている」と、三浦泰年監督は力強く語る。そのためにもまず、この試合でできる、最高勝点3を積むことに集中するだけだ。

前節、リーグ戦では4試合ぶりに完封勝利を収めたが、DFラインに、また1つ明るい材料がある。第19節を最後に半月板のケガで戦列を離れていた金鐘必が、今週明けの練習からチームに完全合流。「痛みはもう全くないけれど、練習試合もやれていないので、試合の感覚がまだ戻っていない」(金鐘必)、「筋肉系のケガではないだけに、慎重にいきたいと思う」(三浦泰年監督)と、不安要素も大いに含むだけに、指揮官も出場の可否の判断はギリギリ直前まで迷うに違いない。それでも、「出られない間、東京Vの試合はもちろん、プレミアリーグの試合などもたくさん観て、自分がその場に入ったことを想定したイメージトレーニングを続けてきました。準備は万全です!」金鐘必本人は気合乗り十分である。石神直哉、刀根亮輔が前節揃って復帰し、ここに背番号5が戻れば、前半戦で圧倒的な失点の低さを誇っていた頃のDFラインがようやく全て揃うこととなる。3人ともケガ明け間もないというリスクはあるが、それ以上に、「ケガから復帰した選手の、長く出られなかったことへの『こんちくしょう』的な、ある意味新しいシーズンを迎えたようなフレッシュな気持ちが、良い効果を生む可能性は十分ある」と、三浦監督も3人のリバウンドメンタリティに大いに期待を寄せる。
金鐘必は、失点の多い最近のチームを外から見ていて、「GK(佐藤)優也くんからのパス出しのところで、誰ももらいに行く人がいないように見えた。だから、優也くんも出す場所がなくて、仕方なく前に大きく蹴るか、仮にDFにパスを出しても、そこからのパスでミスが出て、奪われて、失点してしまっていた」と、感じていたのだという。「僕が入ったら、しっかりと優也くんにボールをもらいに行って、DFラインからのビルドアップをしっかりとやりたい。そして4試合、全部0点に抑えたい」金鐘必は、試合に出られなかった鬱憤のすべてを、残り試合でぶつけることを誓った。

攻撃面では、常盤聡に注目してみたい。第11節での前回対戦でも得点しており、「ウィークポイントはついていけると思う」と、富山に対しての印象は良い。その中で、特に意識しているというのが、「ラインアップをかけることがけっこうあるので、そこでオフサイドにならずに上手くタイミングをとること」だと語る。「基本的なことを忠実にできれば、90分間の中で必ずチャンスはくる。それを必ず決めたい」自身は現在8得点。「もう1つも負けられないけど、だからといって何か新しいことをするわけではなく、今までやってきたことを続けていくことが大事。残り4試合連続ゴール?チャンスがある限り、当然目指します」2桁ゴールを、ぜひ達成したいところだ。

対する富山は、前節vs水戸戦に勝利したことで、22位鳥取に勝点9差、21位岐阜に同6差をつけた。この試合に勝って今季2度目の連勝を果たし、J3降格争いからいち早く脱出したいところである。
前へプレッシャーを早くかけてくる富山は、東京Vにとっては、非常にやりにくい相手と言えよう。特にDFから中盤へのパス出しが課題となっている現在の東京Vにとっては、非常に有効に違いない。1人ではなく、何人かで積極的かつ執拗に前線からプレスをかけ、東京Vの守備網を焦らせ、ミスを誘うことができるか。ひとつの鍵を握るかもしれない。

富山の攻撃に対して、東京Vの三浦監督は「意思統一がしっかりしていて、スピーディにゴールに向かう意識が高い」と、印象を語る。その攻撃を牽引するのは、苔口卓也と白崎凌兵だ。特に白崎は、第37節vsG大阪戦でリーグ戦でのプロ初得点を決めてから2試合連続ゴール中と、頭角を現しつつある。3試合連続なるか?清水から来たUー18、19候補にも選ばれてきた20歳がチームを降格圏内から救えるか。注目したい。

また、富山は後半30分以降の得点率が約38%と、試合終了間際を最も得意の時間帯としている。実際、前回対戦でも、試合終了直前に一瞬の隙をついて同点に追いついている。東京Vとしては、90分間、最後の最後まで集中力を切らさないことが、富山封じの絶対条件だろう。

以上

2013.11.02 Reported by 上岡真里江
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/08/01(木) 20:45 ハイライト:広島vsシュトゥットガルト【Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo】