勝利への欲求高まる両者がぶつかる。19位の富山は8月4日の第27節・札幌戦以来のホーム勝利を果たして残留争いから抜け出したい。14位の水戸は8月18日の第29節・岐阜戦以来9試合ぶりの白星を目指す。激戦必至のこの一戦を制してラストスパートを開始するのはどちらか。
富山は完敗だった前節・G大阪戦からの再起を図る。反省点は持ち味であるアグレッシブさを発揮できなかったこと。序盤からボールを奪いにいく果敢さを欠き、スピーディーな縦への仕掛けも少なかった。後半は持ち直してチャンスが増えただけに惜しまれる。安間貴義監督は「ガンバの力を尊重し過ぎたのではないか。残り試合はもっとカターレらしいサッカーをしなければいけない」と語る。今節のテーマは明確だ。「汗をかき、アグレッシブに」というチームの原点に回帰して戦わなければならない。
高い位置からプレスをかけ、ボールを奪ったらどんどん仕掛ける。ボールを失っても瞬時に切り替えて奪い返しにいく。そんなハイテンポでアップダウンのある富山のリズムで主導権を握りたい。
前節はMF舩津徹也が復帰し、DF平出涼もベンチに入った。今節はMF大西容平とMF國吉貴博の出場停止も明ける。負傷者が戻ってほぼフルメンバーがそろい、総力戦で勝利をつかみにいく。前節、自身Jリーグ初得点を挙げたMF白崎凌兵は「強気でやるのが大事。あとは細かい精度が上がれば結果はついてくる」と話した。
クラブのJ2通算200得点まであと2点に迫っており、メモリアルゴールが決勝点あるいは追加点となる理想的な展開をサポーターは思い描いている。
水戸は4試合ドローが続きリーグ戦8試合勝ちなし(9月7日の天皇杯2回戦で愛媛にPK戦で勝利)。しかし、この間に神戸と徳島に引き分け、今月13日の天皇杯3回戦でも仙台と1−1(PK戦1−3で負け)の接戦を演じている。前節・北九州戦でも雨の悪コンディションの中、終盤に2点差を追い付く地力をみせた。ベテランのFW鈴木隆行、GK本間幸司らと、FW山村佑樹とMF内田航平をはじめとする20代前半の若手がかみ合った好チーム。勝利から遠ざかる前には一時7位まで浮上した。
安間監督は「水戸は体を張って粘り強く守っている。攻撃はやはり鈴木隆行君が中心であり、彼はPKも数多く獲得しているのでペナルティーエリアからなるべく遠ざけて対応しなければいけない」と話した。
今季もあと1カ月。これまでの勝敗は動かせないが、残り5試合をどう乗り切るかによってシーズンの印象も違ったものにできる。ましてや富山、水戸とも中期目標としてJ1昇格を掲げており、勝利を重ねて来季への糧にしたい。
以上
2013.10.26 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
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