●ストイコビッチ監督（名古屋）：
「とてもいいゲームでした。気分がいいです。これから我々は名古屋に帰りますけれども、5・6時間かけていい旅になるはずです。
今日は結果が出なかった試合です。我々にしても悪夢が続いているというかっこうで、難しい時期が来ています。勝ち方が見つかりません。敵にプレゼントを与えるようなかっこうで得点を与えてしまいました。最後にあのようなかたちでやられてしまったのはとてもショックであり、それも含めて我々の人生だと思っています。
ただし、全般的にいって、ゲームは良かったと思います」

Q:手倉森監督に握手を求めに行ったときには、どのような思いでしたか？

「『おめでとう』という祝福の言葉をかけました。もちろんあのシーンが最後のゴールで信じられないということもありました。2点目のゴールでグランパスはやられた感じでした。奇跡でもあるのでしょうけれど、今日は2点目でやられました。
いろいろな状況で間違った判断が選手たちから出たような気がします。たとえばカウンターのところで、ボールを持っている選手がいて、左のところで田口がフリーで走っていました。そこで出すべきものが出ていなかった。そういうシーンがたくさんありました。そういう部分で判断のミスというものが、今日の選手のなかであったと思います。もちろん、勝ちたいのでしょうけれども、勝ちたくないような方向にも見えましたし、やはり選手というものは走っている選手を見据えてそこに出すものだと思います。カウンターの部分では、そこで入れていれば我々が2-1で勝ち越して勝てたのではないかと思いますが、そこもままならず。我々も一生懸命やってきましたが、簡単な状況のところで、そこが我々にとって難しい状況になっております」

Q:今年は5連敗のあとに5連勝をして、そこから勝てていない状況ですが、選手たちは勝てていない結果に対して神経質になっていますか？

「気持ちは前向きに、それからやはり集中して得点を取るべきものだと思います。
最後のところで、もちろん我々は取り返しましたが、それからのミスが多かった。そこを攻めれば良かったのですが、ボールを取ってからのミスが多かった。守備の方もラインをコンパクトにしなければいけなかったところを、そこができていない。あまりにも間延びしてしまいました。
後半は1-0から始まりました。勝つためにシステムを4-3-3に変えるなどプレーを良くするためのことをいろいろしました。それでもちろん良くなったと思いますけれども、システムを変えて1-1にして、やはり2点目を狙っていきました。
やはり、判断の部分でうまい選択ができていませんでした。今日ももちろん何とか得点をしようとしましたがうまくいかず、ネットにボールを突き刺すという行為が今日もうまくいかなかったと思います。
仙台にはやはり『おめでとう』と言いたいと思います。2点目がオフサイドかそうでないかはわかりませんが、文句は言いたくありません。仙台での私の監督としての仕事は終わりですけれども、本当に皆さんのホスピタリティには感謝しております。皆さん、さようなら」

Q:ストイコビッチ監督も手倉森監督も6年間同じチームでやってきて、これが最後の年になりますが、この試合で思うところはありますか？

「マッチコミッショナーミーティングのときにいろいろ話す機会があったのですが、とてもいい監督だと思っています。ここまで仙台をしっかり成長させ、いい結果を出しています。私も彼と彼の仕事を尊重しています。今後、代表のチームにつかれるということで、彼の前途を祈りたいと思います」

以上