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【J2:第37節 徳島 vs 横浜FC】プレビュー:粘り強さ比べになると予想されるこの一戦。徳島は夏場の頃のそれを取り戻して勝点3を上積みできるか!?(13.10.20)

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瞬く間にシーズンは過ぎ去り、今季も残すは6戦だけ。いよいよ2013年のJ2リーグもクライマックスが近付いてきた。そして、昇格レースもまた同じ。決着の時はもうすぐそこまで迫っており、それ故その争いに絡む者にとってはこれからが本当の正念場となる。勝点を可能な限り伸ばすため、何としても勝利を重ねていかなければならない。
そうした状況下、現在4位に着ける徳島は横浜FCを今節ホームに迎えるが、この一戦は間違いなくこれまで以上の粘り強さが必要な戦いとなるはず。欲する結果を手に入れるには、それを90分間切らすことなく発揮し続けることが絶対不可欠であろう。

なぜなら、順位こそ15位にいるものの(10/23開催のため35節は未消化)、横浜FCはここまでずっと波のない安定した守備を継続しているから─。事実、横浜FCの総失点は38と少ない(リーグ最少失点は神戸と長崎の37)。過去徳島にも在籍したセンターバックのぺ スンジンら最終ラインが体を張って懸命の対応を見せれば、前線の選手たちも献身的な姿勢でのチェイシングを常に実践。それにより全体が大崩れのない組織的守りを維持しているのである。前節も終了間際に勝利を逃す同点弾を喫してしまいはしたが、「非常に前半からファイトしてくれたし、持ち前の粘りを出してくれた」と山口素弘監督も評価を与えていたように、チームは自分たちの特徴を非常によく出せていた。

それだけに徳島としては間違っても先手を許すような展開には出来ない。もしそうなってしまえば苦しい戦況に陥るのは明らかで、勝点3積み上げの難易度もかなり高いものになってしまう。
となれば当然負けられないのは、守備の粘り強さ。一歩一歩成長させて7月からのチーム変貌に結び付けたそれを選手たちは強く体現し、まずしっかりと失点を防ぐことだ。素早い間合いの詰め、簡単には剥がされない体の寄せ、次を読んだ的確なカバーリングなどを全員が徹底して、危険な場面を作られてもタフに凌ぎ続けることが何より求められる。

そして、そこの部分で横浜FCを上回る戦いが出来るかどうかに関して言うと、徳島は前節で十分な可能性を感じさせたと言っていい。福元洋平を軸とした守備陣は非常に高い集中により最後まで我慢強く水戸の攻めに対処出来ていたし、中盤から前の選手たちも労を惜しまないコース限定が出来ていた。「しっかり守り切ることが出来た。そこは良かったと思う」と小林伸二監督も守備には合格点を与えていたが、最近少々失点が気になり始めていたところで、チームは夏場に見せていた強烈な粘り強さを再び取り戻す雰囲気を感じさせているのである。

加えて選手全体の足並み揃ったベクトルもその完全復活を期待させるところだ。試合毎に守護神の座を松井謙弥と競っている長谷川徹の「自分が出たら負けられないという気持ちを常に持っているので、出場した時には絶対に点を取られたくないという気持ちを見せたいと思います」というコメントからも感じ取れる通り、今の徳島は自身の頑張りをチームの勝利へ繋げようとする必死の姿勢を全員が共有。それによって戦いへのいい準備を整えることが出来ている。

他力が必要ながら、横浜FCも6位内浮上の可能性が完全に消滅しているわけではない。それゆえ今節には相当の覚悟をもって臨んでくるだろう。しかし、だからと言ってホームで足踏みするわけにはいかない。徳島は悲願への歩みをまた一歩進めるため、どれだけ難しいゲームになろうともハードワークを貫徹してこの一戦を乗り越えなくては。
非常に興味深く、注目に値する両者の激突。20日の16時にキックオフの笛が鳴る。

以上

2013.10.18 Reported by 松下英樹
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