●曹貴裁監督（湘南）：

「お疲れさまでした。リーグ戦の合間に天皇杯があるということで、今日選手たちに伝えたのは、ゴール裏を開放しなかったり、いつものBMWスタジアムの雰囲気ではないかもしれないけれども、いつも以上にやる必要もないし、いつも以下であってもいけないと。とにかく平常心で、いつもリーグ戦に臨むような気持ちでプレーしていこうと伝えました。昨日、（ハン）グギョンがブラジル代表を相手に堂々とプレーしてくれましたけれども、彼の分までというか、天皇杯で1月1日まで行けるように今週準備をしてきて、それをサポーターも後押ししてくれました。90分+30分、我々の力を出そうと選手たちは努力してくれたし、何度も狙っている形で崩しきってフィニッシュに行く、でもゴールネット揺らせないと。いつも言う、そういう試合だったが、やはりそこのところを我々全員で向き合っていく――向き合うというのは、入らないからシュート練習をたくさんするということではなくて、さらに確率を上げるような選択をしなければいけない。ただ間違いなく1ヶ月半前に甲府さんとここでやったナイトゲームの試合の内容に比べると、我々が主導権を握った時間帯が多かったですし、崩せた場面も多かったとは、ビデオを見てないですけど率直に思います。だからこそ勝ちたかったなと思いますし、本当に悔しい気持ちでいっぱいですが、僕以上に選手も悔しい気持ちでいるので、いい意味で切り替えて次に向かいたいと思います。残りリーグ戦はあと6試合で、このチームはまた次に向かうと思うが、勝点18を目指しながら、次のセレッソ戦に向けて準備したい。12月7日に大宮さんとここでやるのが最終戦だが、あと2ヶ月弱ぐらい、選手たちと一緒にもっともっと強いチームになれるようにしっかりトレーニングを積んで、最後に笑えるような瞬間をサポーターと一緒に共有したいし、クラブに関わる人みんながそこで前を向けるようなチーム作りを今後も足を止めずにやっていきたいと思います。個人的に、天皇杯で決勝まで行ったことが1回もないので、今日勝って次というふうにすごく思っていたが、感想としては本当に、勝利の女神が微笑まなかったなとシンプルに、そういう試合だったかなと思います」

Q:延長は想定外？
「いや、あそこまでもつれるかなと、試合展開を見て。後半ひとつ取れればというのはあったが、カードも1枚残しておいて、というところでは想定内。ただ早くにチャミ（宇佐美宏和）が怪我したのは想定外だったが。PKも意識していたので、そこまでもつれるかなというのもありました」

Q:宇佐美選手の怪我の具合は
「そんなにひどくはないと思います。まだ詳しくは分からないが。（場所は）おそらく足首だと思います」

以上