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【第93回天皇杯 3回戦 湘南 vs 甲府】城福浩監督(甲府)記者会見コメント(13.10.13)

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●城福浩監督(甲府):

「今、Jリーグのなかで勝点3を取る、勝ち切ることが一番難しいチームのひとつが湘南だと認識しています。それぐらい湘南は全員で粘り強い守備をし、攻守の切り替えも速く、運動量も多いという意味では、こういうゲームになることは予想していました。我々も今Jリーグのなかで簡単に勝点を与えないチームだと自負していたので、0−0で90分が終わるのはある意味想定内でした。ただ、前半ある程度湘南のペースだったと思うが、そこで我慢して少しスペースができたときに我々のチャンスもできてきた。最終的に失点を0で抑えたところで、延長戦の30分のなかではチャンスはいくつかつくれたと思う。一度天を仰ぐようなシーンもありましたが、GKに助けられたのも含めて、あの湘南の波状攻撃、連動する攻撃を失点0に抑えられたことは自信になるし、これをまたリーグ戦に繋げていきたいと思います」

Q:この前、湘南に2−1で勝った時に、これは単なる34分の1じゃないと力強く話したが、あれは今も変わりませんか?
「これは34試合が終わってみないと分からないと思います。ただあの試合で勝つか負けるかは今現在でも大きな違いがあると思う。ただ我々は何も勝ち得たわけではないし何も安心できる立場ではないので、とにかくここ数試合やってるように相手に隙を与えず失点を少なくするというなかでチャンスをより多くつくっていくような成長をし続けることしか来年もJ1でやる道はないと思っている。また今日得た課題と成果をしっかり次のJリーグに反映させたいと思います」

Q:残り6試合、鳥栖と大分(との対戦)が残っていますが、その点については。
「今は対戦相手の順位は関係ないと思います。ここまで来たら我々の確固たるものをいかにアベレージ高く出せるかというところ。隙のないチームにいかに90分のなかで仕上げていけるか。もちろん息が上がれば技術的なミスも起こるが、そのミスを起こらないようにするのではなく全員でカバーできるようなチームにいかになるか、というところが大事だと思います」

Q:鳥栖を追い抜くチャンスもあると思うが?
「僕らは常に下を見るのではなく上を見ながらキャッチアップしていくということをずっと言い続けているし、ひいてはそれが絶対目標である残留を勝ち取ることにもなると思うので、とにかく上をキャッチアップするためにまた明日から精進したい。

Q:柏戦が待っているが?
「柏は過密日程のなか本当にタフな試合を続けながらもしっかり結果を出している。ヤマザキナビスコカップもファイナルに行く。その意味ではリスペクトし過ぎてし過ぎるチームではないと思うので、万全の準備をして、ホームで勝ったことは忘れて、違うチームだと思って100%の力でぶつかりたい」

Q:このま前平塚に来た時とGKだけ代えたが?
「リーグ戦も含めて11人で戦い続けられるわけではない。底上げは戦いながらやっていかないと、けが人や累積があったりするので、それはずっとやっていきたい。そのギリギリのポジション争いをやってくれたのが今回GKだったということで、もっともっと高いレベルでフィールドもポジション争いをしてくれていればメンバーも代わったかもしれない」

Q:三幸選手の起用の意図と評価は?
「彼が出て数分で僕は彼に激怒しました。それが彼の課題です。リーグ戦であれば最低勝点1、できれば勝点3を取りたいというゲームなので、彼の守備がもっともっと責任感が強い、周りに伝わるプレーをすればもっと出場機会はあるはずです。ただ今回は次に進まなくてはいけないので、そこも踏まえてそのリスクを背負いながら彼を出した。彼は今回でひとつのプレーの重さ軽さをよく肝に銘じてまた次すこしでも出られるように精進してほしいと思います」

Q:なぜあの時間帯に得点できたのか?
「PKを外してしまったが、ベンチから見ていて点を取れそうな匂いはすると思っていました。守備のバランスも崩れてないし誰かが無理してボールを持ちすぎるわけでもない。頑張るところと球離れの速いところはPKを外した後でもそのバランスは崩れてなかった。湘南のハイプレスが延長戦で少し鈍ってきた状況でみたら、ビッグチャンスはおそらく残りの時間でも絶対あると思っていた。ジウシーニョも含めてサイドで起点になってボールを繋いでいろんな選手がパスに絡んできたからこそ最後三幸がフリーになったと思うし、できればああいうシーンを前半のハイプレッシャーのなかでもやれるようになりたいが、そんな1週間のタームでそれはなかなか難しいので、まずは120分を0で抑えられたことを継続していきたい」

Q:このタイミングで湘南に120分で勝てた意味は?
「おそらく湘南さんはこれで切り替えてリーグ戦に集中しようと言うと思うし、僕らも万が一負けたらそう言ったと思います。今日の結果がリーグ戦に何も影響するものではないが、我々は絶対J1に残るべきチームであり15位で終わるべきチームではないと常にそういう心構えを持って練習に取り組んでいるし、それに近づいていくような感触を得たという意味では小さくはないと思う。ここを切り抜けただけで満足ではなく、これから今まで上位と失点数少なく戦ってきたように謙虚に戦えば、私は天皇杯も大志を抱いていいと思っています」

Q:今日河田選手に期待したストロングポイントは?
「とにかく高いレベルで競争している選手にはチャンスを与えたい、それが今回はひとりだったということで、ただ彼には課題もあって課題をずっと言い続けてきた。その課題のところを今日表現できるかは彼にとっても勝負だったと思うし、その意味では私の中でもひとつ感触を得たような試合ではあったと思います」

以上
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