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【J1:第28節 湘南 vs 名古屋】プレビュー:走力とチーム力と。幹を太くする湘南、5戦ぶりの勝利を目指す名古屋を迎え撃つ(13.10.05)

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あらためて前節を振り返る。浦和を迎えた湘南は立ち上がりから攻守に主体的なサッカーを展開した。ボールを奪いに行く、前に前に仕掛けていくといった、らしい積極性は、その実どこかに冷静さを残しつつコントロールされていた。最後は追いつかれてしまったが、優勝を争う強豪におよそ60分間をリードされながら、最小限に食い止めつつ追いつき逆転した戦いぶりは、自分たちのスタイルをただただ闇雲に繰り返すのではなく、勝敗のなかで学び、そのたびに磨き、そうして日々スタイルを真の意味で貫いてきた成果に違いない。

曹貴裁監督は振り返っている。「自分たちのよさを出し、相手のよさを出させないことができればベスト。その意味では勇気の出る試合だったと思います」。勝点3を目指しているなかで、もちろんチームに満足はないが、走力で相手を上回ったことを含めて、積み重ねてきた取り組みがピッチにしかと映されたゲームだった。

一方、先日ストイコビッチ監督の勇退が伝えられた名古屋は、8月末にホームで大分から勝利を収めて以降、天皇杯を含めて白星から遠ざかっている。前節はゲームを優位に進めながらも決定力を欠き、川崎Fに1−2で敗れた。目下3連敗の渦中にある。

3月末に行なわれた両者の前回の対戦は、玉田圭司と小川佳純のゴールによって2−0で名古屋が取った。現在は結果が出ていないとはいえ、「名古屋さんは言うまでもなく経験豊富な力のある選手が揃っている。厳しい戦いになることは間違いない」と曹監督が語ったとおり、高さ然り、彼らが個の強さに秀でていることは言うまでもない。

こと湘南にあっては、前々節の大分戦、前節の浦和戦と、2試合続けて1本目のコーナーキックでゴールを決められている。「集中力を持って、自分自身の役割を果たすことが大事。オープンプレーでは守れているし、セットプレーも同じようにできると思います」GK安藤駿介は語った。なお今節は、湘南は大竹洋平が、名古屋は藤本淳吾が出場停止となる。

ふと、3年前の記憶がよぎる。J1初制覇という名古屋の悲願は、平塚の地で、このカードで遂げられた。ゲームもさることながら、サポーターがつくり出したスタジアムの一体感を脳裏に留める向きも多かろう。時を経て、3年ぶりにこの地で迎える今節は、果たしてどのような結末を迎えるだろう。

「走り勝ちたい」と、そう語るのは高山薫だ。今週のトレーニングで得られた感触を試合にそのまま繋げたいという。
「縦にしっかり入れて、みんなで攻めたい。一体になってチーム力を発揮できれば結果にも繋がるはず。僕自身、まずは走るところで負けないようにしたい」

チームスピリッツと、高山は口にした。走力とチーム力を弛まず、次こそは望む結果を掴みたい。

以上

2013.10.04 Reported by 隈元大吾
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