ホームで絶対的な強さを誇る新潟。第18節C大阪戦を皮切りに、ここまでホーム戦5連勝。後半戦の勝利すべてがホームでのものだ。順位は12位だが、他チームの結果によっては一桁順位に上昇する可能性があるだけに、ここでの勝点3は落とせない。
カギを握るのは岡本英也だ。第25節大宮戦からスタメン起用され、今節もスタメンが濃厚。今季4得点はいずれも途中出場で挙げたもので、スタメンではまだ記録していない。試合の序盤に得点し、チーム、そして自らも勢いに乗る展開を狙う。
鳥栖は前節広島戦こそ敗れたが、それまでは6試合負けなし。好調は維持している。主力2選手が出場停止だが、アウェイできっちり勝点を奪うことで、上昇機運が生まれる。
岡本は試合を重ねるごとに、変化を感じている。まず大きいのはシュート。「柳下監督からももっと打つように言われているんです」。ここ2試合は3本、4本と積極的に狙っている。鳥栖戦に備えての紅白戦でも、そこに重点を置いた。
今までは、自分のタイミングでなければ打たない傾向があった。スタメン起用が続くことで、多少無理な体勢でも、コースが空いたら打つ。ゴールが見えたらとにかく狙う。特に得意のミドルレンジからは、練習から意識して打つようになった。
連続スタメンの初戦、大宮戦の出場時間は71分、広島戦は66分だった。前節柏戦は87分とフルに近い時間プレーした。当初はペース配分を考えた面があった。「それよりは最初から全力で行った方がいい。出し切れる感じがあります」。柏戦でそれを実感した。ハードなフィジカルトレーニングをこなし、なにより前線からの守備を求められ、ハードワークが軸の新潟のスタイルを体に染みこませたことで、1試合全力で戦える体力が付いた。
鳥栖戦での課題はもちろんゴールだ。第22節川崎F戦を最後に5試合遠ざかっている。「早く1点取りたいですね」という岡本に、柳下監督は「ヒデは、1度取れば一気に取り始めるよ」と期待をかけている。
鳥栖はサイドバックの金民友、センターバックの菊地直哉が出場停止。最終ラインの主軸が不在になるが、チーム自体の調子は悪くない。
前節広島戦は0-2で敗れたものの、14本のシュートを放った。運動量と攻守の切り替えの速さが武器な部分は新潟と同じ。さらに上回る点もある。豊田陽平をターゲットにして、長いボールからチャンスを作れる前線では優位に立てる。
前回対戦はホームで川又堅碁にハットトリックを許し、1-3で敗れた。そのリベンジの思いは強い。それ以上に大切なのが、上昇の足固めをすること。順位は14位で、勝点33。13位の名古屋とは勝点3差、新潟とは勝点4差だ。ここで白星を挙げることで、一桁台に食い込む下地ができる。
もちろん新潟にとっても、それは同じ。両チームにとって、勝点3が今後の順位に大きく響く1戦は、勝利への意欲がダイレクトに結果に反映される。
以上
2013.10.04 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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